どうも。ついに本家本元の販売店に行ってしまった近所です(´・ω・`)
スニーカーと言うとやはり「ニューバランス」とか「ナイキ」とか「コンバース」・・・このあたりが定番ですが、カジュアル度が高いですよね。
革靴までカッチリさせたくないけど、カジュアルスニーカーじゃないものが履きたい。
そんな思いを叶えてくれる大人スニーカーがスピングルムーブです!
この記事の目次
スピングルムーブとは・・・国産スニーカー!
made in Japan。made in Bingo
備後地方は広島県府中市にある日本の職人気質が詰まったシューズメーカー。
特にスニーカーのデザインはちょっと癖があって独特です。
かなり好き嫌いはっきりするかもしれません。
名前の由来はspin + ing + gle + move。
spin=回る、ing=進行形、gle=ぐるぐる回る、move=動く。
常に動き続けるという意味を持ったブランドです。
ブランドの特徴
1893年にアメリカで確立され、現代ではあまりの手作業量に敬遠されがちなドデカイ窯を使う「バルカナイズ製法」を使う。
一般的には使わないウナギの革なんかも使ったりして、手作業で組み立てる。
まさに【職人】と言うモノヅクリを貫いています。
今あるモデルの大半は牛革かカンガルー革。最近キャンパスも増えてきました。
特徴的なのは公式で修理もしてもらえます。
さすがに革の張替は出来ませんが、製造元だけあって底のゴム補修や内生地の張り直しはお手の物。(有料)
スピングルムーブのブランドは大きく3つ
スピングルムーブを作っている会社の「スピングルカンパニー」の大元は「ニチマン」と言う靴向けのゴム製造会社です。
そのゴム作りのノウハウを生かしたクッション性の高い職場向けシューズや、つやがあって高級感のあるゴムの製造なども行い、さらにその技術をスニーカーやビジネスシューズにも生かしています。
SPINGLE COMPANY | スピングルカンパニー | 広島県府中市から誕生したスニーカーメーカー
SPINGLE MOVE(スピングルムーブ / メンズ・レディース)
カジュアルラインでありブランドの源流。
駅ビル系のショップなどで一番取り扱いの多いブランドになります。
SPINGLE Biz(スピングル ビズ / メンズ)
スニーカーで得た疲れにくさやシルエットなどのノウハウを生かしたビジネスモデル。
見た目はビジネスシューズですが、履きやすさは革靴とは段違い。
私も出張の際は絶対これを穿いてます・・・というかこれ以外考えられなくなりました。
SPINGLE nima(スピングル ニーマ / レディース)
女性向けのバレーシューズやブーツなどを展開するモデル。
カッチリ系の多かったスピングルムーブとは一線を画すモデルで、これまでスピングルムーブを履きにくかった女性におすすめ
購入モデルSPM-066のレビュー
見た目
全体図
ちょっと独特なソールのゴム。凸凹していてつま先までくるむような感じで見た目にはかなり特徴があります。
これがスピングルムーブらしさ。
本体部分はカンガルー革を使っているので使い込むほどに味が出ます。
今回のモデルはどちらかと言うとベーシックなモデルになります。
色使いされているモデルもありますので、好みに合わせて選べます。
前から見た感じ
こんな感じでかなり独特な感じの雰囲気。
後ろはこんな感じ
前と同じくこっちもぐるりと巻き上げてる。
色はライトグリーンと言うかなんというか
ホントは赤系を求めていったんですがこの色に一目惚れしました。
いやいや、赤とか緑とかさすがに手が出せんわ・・・と言う方もご安心を。
このモデルの基はド定番なのでちろんベーシックな白とか黒もあります。
と言うか、基本的に白、黒、青、赤、茶色あたりでこの緑はこれだけでした。
スピングルムーブの履き心地・サイズ感を徹底比較!
「履きやすいですよ~」なんて言われても
- 重いんじゃないの?
- サイズ感もメーカーによってまちまちだし・・・
- 他のスニーカーとどんな風に違うの?
などなど気になりますよね!
と言うことで、細かく調べてみました!
ニューバランスと履き心地がどう違うのかのも比較してみます!
重さは缶ジュース1本分
レザーシューズってぐらいだから重たいんじゃないの?ってことで量ってみました。
片方で356gと想像以上の軽さ
ちょっと大きめのステーキぐらい?
分かりにくいわ!
調べてみると卵1個で約50gらしいので卵7個分。
ドンピシャな重さだと350ml缶1本分とかなり軽い
サイズ感
手作業が多く大量生産出来ない為か1cm刻みです。
25.5、26.5、27.5…と言う感じ。
近所の足のスペックは
- 26.5~27cm
- 甲が広い典型的日本人
こんな奴がスピングルムーブのL(26.5㎝)を履くとどんな感じになるでしょう?
サイズ感はいかがでしょうか?
うん。まさにジャスト!
キツすぎずユルすぎず・・・ホントにピッタリサイズ。
ただ、ピッタリ過ぎてスニーカーになれてると踵のつなぎ目部分が当たってちょっと最初は気になるか?と言う程度。
履いてるうちに気にならなくなりますけどね。
お手入れ
さすがに革製品なので普通のスニーカーと同じとはいきません。
どっちかと言うとビジネスシューズに近く、靴クリームなどの手入れがいるそうです。
ゴム部分や内側の剥がれはその時の混雑具合によりますが1か月あれば有料修理が可能です。
詳しいことは公式サイトをご覧ください。
お値段
まぁ・・・・お値段だけで見たらお高いですわ。
1足安くても1万5000円前後。高い物だと2万は超えてきます。
今回のモデルは18,000円(税抜)
ただ、レザーで長く使えて手作業の多い職人気質なアイテムと思えば価値は充分。
普通に革靴買ってもそれなりのグレードのはこれぐらいしますし。
この辺は価値観の問題なので参考までに。
ニューバランスと履き心地比較
では一般的なハイテクスニーカーであるニューバランスと履き心地を比較してみましょう。
スピングルムーブはいわゆる「ローテクスニーカー」に分類されます。
スピングルムーブを生み出すバルカナイズ製法は、ソール(底)とアッパー(本体)を高熱で接着する製法でゴムメーカーならではのクッション性です。
このように昔ながらの素材の性能を活かすものを「ローテクスニーカー」と言います。
対するニューバランスはソールなどに新素材などを使いクッション性を高めているハイテクスニーカーと言われます。
履き心地の差を感覚的に言うと
- ニューバランスはアルファゲルみたいな感じで衝撃を吸収
- スピングルムーブはゴムらしく弾き返すという感じ。
ニューバランスはグッと力強く踏みしめても足が痛くなりにくく、スピングルムーブの方はソールのスポンジには化粧道具のパフにも使われる素材を使用しているそうでふわっとした履き心地でした。
ニューバランスの方がアウトドアや雨の日でも気軽に使えますね。
スピングルはゴム底なので雨の日は滑りやすく、上が革素材なのでちょっと気を遣うかな?
スピングルムーブの総合評価は大人の為のスニーカー!
履きやすさや機能性と言う面では、やはりハイテクスニーカーであるニューバランスに軍配があがります。
しかし、スピングルムーブには修理対応や本革製品の特徴である【良い物を長く使う】が出来るスニーカーです。
スピングルムーブはたまにはアダルティに雰囲気ある大人のファッションがしたいと思う時にハマるレザースニーカー。
一度履くとリピートで違うのも欲しくなる・・・そんな魅力を持ったシューズだと思います。
ちなみに今回のはローカットですが、サイドゴアのミドルカットなどちょっと高さのあるモデルもあります。
2017.12.01 履き心地について 追記
購入から夏・秋・冬と履いてきたので実体験を書いていきます。
履き心地
これを履いて街中を結構な距離歩いたりしました。
ニューバランスに比べるとやはりレザースニーカーでジャストフィットな分少し足が痛むことも。
とは言え普通に履く分にはなんら支障ありません。
不安だった夏場の芳醇な香りも特に発生せずでした。
上にも書いている「つなぎ目が当たってかかとが痛む」件に関しては、履いてるうちに馴染んだのか慣れたのか気にならなくなりました。
欠点としては、どうしてもレザー(と値段)が心配な故、雨の日は履かなかったりちょっと物が当たったら傷がつくなぁ・・・とガンガン履きまくる!とちょっと過保護気味に扱ってしまう点。(要するに自分の問題)
お手入れについて
数か月経ちましたがスイマセン、レザークリームとか一切手入れしてません。一応風通しのいいとこ(靴箱に入れない)だけはしてます。
それでもへたりは今のところ全くなく、いい具合に皮も馴染んで履きやすくなってると思います。
総評
最初からめちゃんこ履きやすい!ってモノではないですが、ノンウォッシュのデニムと同じく長く付き合えて、自分の形になっていく愛着の沸くアイテムだと思います。
何より劣化して「はい、終わり」じゃなく修理しても使えるので、価格は張りますが、その価値は十二分にあるものだと断言できます。
スピングルムーブが気になる方は是非一度お試しください!