どうも。ロマンの塊近所です(´・ω・`)
突然ですが、気になるあの人に月の土地のプレゼントなんていかがですか?
君のために月の土地を用意したよ(キリッ
なんて言われた日にはロマンティックが止まりません。
セレブリティな人しか無理かと思いきや、とっても簡単かつお安く手に入ることが判明しました。
月の土地の値段はユニクロのシャツ並
地球の土地ですらお高くて手が出ないのに月の土地なんてどんな天文学的数字になるんや・・・と思ってましたが、実はとってもリーズナブル。
1エーカーで2,700円と超破格。
いや、1エーカーってどんな広さやねん
1エーカーは約4046m^2。
サッカーのコートと同サイズと言う一般人にしてみれば広大な土地ですね。
庭付き、プール付きの一戸建てだって余裕で建てられます。
ただし、購入にあたって場所は選べないので日本からは全く見えない部分の可能性もあります。
地球とは異なり、土地を持ってることに対する税金や維持費は全く不要となっており、非常にお財布にも優しい仕組みです。
月の表面はざっと53億エーカーあると言われていますので単純計算で53億人が購入できますね。
ちなみに気になったので坪単価を計算してみました。
1坪=約3.3m^2
1エーカー(4046m^2)=約1226坪(4045.8m^2)=2,700円
2700円÷1226坪=1坪あたり約2.2円
驚異の坪単価2.2円
日本で一番安いトコロは北海道常呂郡置戸町字勝山501番1で坪単価16円。
(北見からちょっと内側に入ったところ。地図見る限り山中)
月の坪単価は日本の一番安いところの1/8と言うことに。
月の土地が購入できる会社
それが「ルナエンバシージャパン」です。
なんか月の土地以外にも色々売ってます。
見るほど怪しさが大爆発してますがアメリカにある会社の日本法人で「地球外不動産」を販売している会社。
一応れっきとした株式会社で社歴もそれなりにありますので安心(?)出来ると思います。たぶん。おそらく。きっと。
購入すると「月の土地の権利書(英語)・月の憲法(英語)・月の地図(英語)」に加え、「土地の権利書(和訳)・月の憲法(和訳)」が届きます。
細かいことにこの権利書には日本でいうところの番地までしっかり区分けされています。
月の憲法は後述しますが、この会社が制定した憲法で「今後にちゃんとした決まりが出来たら権利書の意味ないよ」的なことなどが書いてます。
しかし・・・心配になるのがそもそも所有権のない物売ってるって・・・これ詐欺なんじゃないのと言う疑問ですね。
月の土地購入は詐欺ではない・・・?
この月購入については個人的には非常にグレーで、いわゆる法律の穴をついたワザだと感じてます。
怪しいことは怪しいですが、国際的にちゃんと認められているので詐欺ではない。
簡単に言うと創業者が盲点を見つけました。
月って国家が持つの禁止なんか・・・
せや!個人所有ならええんちゃうか!
よっしゃ!そういう記載はないから売るで!
と言う流れ
ちゃんとした説明をすれば、月を「各国家が所持する」のは月協定で不可としていますが、「個人で所持」には言及されていません。
そこでアメリカの会社が事業として申請し、アメリカどころか国連などでも意義が出ず通ったので事業として成り立っています。
意義が出ずと言うか意義が出せなかった・・・と言う方が正しい気もするけど。
※協定改定には各国家の承認が必要
事業開設に当たり制定されているのが
- 月の統治者はこの会社である(月の憲法)
- 月の探査のために降り立ち行動するのは自由
- 今後新しく取り決めがなされた場合権利書は無効になりうる
などなど・・・と言う記載があります。
この辺は良識的ですね。
今のところ月に行く手段は宇宙飛行士になって月に降り立つ以外の方法は無いような物で、月の土地の個人利用に関するちゃんとした取り決めもないので出来てるビジネス。
今後技術が進んでちゃんとした月の所有に関する取り決めが出来たり、自由に月へ行き来できるようになるなどすれば「この権利書は効力をなくす可能性がある」としっかり記載されてます。
現状でも探査の為の立ち入りは自由ですから地球上の私有地のように立ち入り禁止とかは出来ません。
月の土地の権利書はロマンを買うようなもの
値段も安いですし、権利書の売買に当たって細かな書類やら判を押すなどもないので、いわゆるネタと言うか外国風に言うジョークのようなもので、記念品みたいに考えてください。
どちらかと言うと自分用と言うよりもプレゼント用でしょうかね?
すっごいロマンティックじゃないですか?
見てごらん。あの月の1エーカーは君のモノだよ。
なんっつって権利書をプレゼントして一緒に月を見上げたりしてね。
はよそれ言う相手見つけようぜ
数十年と言われたら分かりませんが、数年で取り決めや技術が進歩するとは思えないのでしばらくはロマンに浸れますね。
そしてネタ枠として見ると逆に作り込みに感心する。
月の憲法とか、分譲地とか月のデータとかが事細かにFAQに記載されてます。
月の憲法では
私有地とはいえ、武器や不要物(ゴミとか)の持ち込みを禁止する
誰が持ち込めんねん
月に住居は立てられるが景観を損ねないようなものにすること
誰が建てられんねん
と突っこみどころ満載。
月の詳細データでは面積はもちろん、公転速度や重力、明るさまで記されてます。
満地球に照らされた月面の明るさ・・・16lux(ルクス。ラックスではない)
こんなん書かれても一般人分からんわ!
※調べたけど文系脳では理解できませんでしたがとりあえず暗いっぽい。
ガチのプレゼントでやったら怒られそうな気もしますが、ちょっとした記念日などに添えるものとしていかがでしょうか?
私も早くプレゼントできる方を見つけます。
記事書くにあたり自分で買おうかと思ったけど何とも言えない虚しさと切なさを感じて手が止まりました。
購入希望の方はこちらからどうぞ