どうも。牡蠣が天敵の近所です(´・ω・`)
もう5年近く昔の話ですが牡蠣にクリーンヒットしました。
それはもうバレンティンも裸足で逃げ出すぐらいの完璧な大あたりです。
牡蠣は強烈とは聞いていましたが実際に体験してその凄まじい威力に青ざめました。
もうすぐ牡蠣やノロウィルスの季節なので注意喚起も込めて牡蠣に当たるとどうなるかと、なぜ牡蠣があたるのかの原因をお伝えします。
牡蠣にあたると嘔吐・下痢・痙攣
結論から言うと救急搬送+点滴+胃洗浄でした。
食べてすぐはどうって事も無かったんですが、だんだんちょっと気分が悪くなる。
あれ?体調不良かな?
早めに寝るか!と決意するも徐々に状況は悪化。
その内下痢が始まりこれは・・・ヤバイと感じるもまだまだ序の口。
気分が悪くなってから1時間もすれば上から下から出るわ出るわ。
最後はトイレから離れられなくなる上に、嘔吐+下痢による水分不足に陥り嘔吐の際に水分ではなく胃液が出る。
トドメに全身が痺れて痙攣しその場に伏したが最後、一歩も動けなくなると言う強烈すぎるダメージを負いました。
水分補給したところで即リバースなのでぶっちゃけ飲めば飲む分だけしんどい思いをしました。
いやぁ・・・文字通り震えたわ
言うてる場合か
救急車を呼ぶべきか迷いに迷い2時間耐えましたが全身痙攣し始めてから2時間ぐらい経ってから呼びました。
もちろんもっと早く呼びなさいと怒られました。
※ちょうど救急車をタクシー代わりに使う人が多いとか問題になってたので躊躇しました
原因は牡蠣のみぞれ和えを食ったので間違いなくそれ。
親が来てたので初広島ー!ってことで広島風お好み焼きと牡蠣を食いに行ったら満塁場外ホームランを食らった。
一人暮らしで救急車を呼ぶほどの極限状態にもかかわらず、携帯と財布と家の鍵だけはしっかりと持っていた自分には拍手を送るわ(一切記憶なし)
牡蠣食えば 腹が鳴るなり ノロウィルス
牡蠣はなぜあたるのかご存知でしょうか?
牡蠣ってよくあたるとは言われますが色々な貝があるのになぜ牡蠣だけが当たりやすいかご存知ですか?
牡蠣の特徴として「海のミルク」なんて呼ばれるぐらい栄養価の高い物ですが、それは海水をたっぷり吸いこんで含まれている養分を貯えるからなんですね。
どの位吸い込んでるかと言うと1日何と300L。成長した牡蠣になると400Lにもなります。あの小さい体(?)のどこにそんな芸当が出来るスペックがあるのか・・・。
この吸い込んだ際に海水を濾過してるイメージですね。しかし厄介なのがこの時栄養と一緒にウィルスも蓄えてます。
しかも蓄えるのもあの小さい身の中にため込むのでギュギュッと凝縮されてます。
つまり・・・・?
栄養もガッツリ蓄えてますが、ウィルスもガッツリ蓄えてます。
なので牡蠣にあたる確率が非常に高くあたったときの破壊力もすさまじいのです。
デストロイヤー牡蠣!
しかもさっきから「ウィルス」と一括りにしてますが多種多様な物が入ってます。
一例としてはノロウィルス・腸炎ビブリオ・大腸菌etc
特にノロウィルスは
人間の体内で増える
→排泄物と一緒に体外へ
→下水で処理されきれなかった物が海に放出される
→牡蠣が吸い込んでため込む
→それを食べた人がノロウィルスを持つ
→排泄物と一緒に・・
のループです。
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この他にも海の中の栄養素などイイものから悪いものまで様々な物がギュギュッと蓄えられていて、それがうま味であり栄養ですから何とも言えないところ。
ちなみに先ほどのウィルス達は熱に弱いので中までしっかり加熱すればリスクはかなり抑えられます。
オイスターマイスターと言う資格(?)もあり、しっかり加熱できているか、調理法は正しいかなどの判定をしたり教えたりする人もいます。
なお広島だと牡蠣小屋なんかが有名ですが、BBQでも殻付き牡蠣を買ってきて焼きます。これがまた旨いんだ。
という事でこの後も多少の恐怖を味わいながら食ってます。
加熱用と生食用の牡蠣ってどう違うの?
スーパーに行くと基本「加熱用」「生食用」の2種類が売られてますね。
生食用だから絶対安全!
と実は言い切れません。
生食用はまず養殖の場所からして基準をクリアする必要があり、さらに出荷の前に浄水に付けて牡蠣に浄水を吸い込ませることで浄化を促し、さらに紫外線などで殺菌・消毒して出荷されます。
ただし100%滅菌できているとは言い切れないので、確率はとても低いですが当たる可能性があります。
もちろん加熱用は加熱することが前提なのでこういう手間が掛かってませんので、安いからと加熱用牡蠣を生食するのは辞めましょう。
中までしっかり加熱すれば滅菌できるけどやり過ぎるとせっかくのプリップリな食感が台無し・・・とジレンマですね。
こういうわけなので軽くボイルして食べるなど、あまり火を通さない場合は生食用を選ぶようにしましょう。
でもさ、やっぱりおいしいのは生だよね。
また救急搬送されるぞ?
※めちゃウマで広島に来た際は感動ものなのでぜひ。
ウィルスほぼ0!?食あたりの心配のない牡蠣開発中!
牡蠣は養殖が盛んですが、海のあらゆる栄養を吸って成長するので養殖場は基本海です。
しかし、広島で画期的な牡蠣の養殖に成功したと話題になったのがその名も「オイスターぼんぼん」
名前の由来はお坊ちゃまのことを「ボンボン」と言うのになぞらえており、その開発元はJR西日本と養殖には直接的な関わりが無さそうな企業が手掛けてます。
名前の通りかなりお坊ちゃまに育てられた牡蠣で、陸地の元塩田に地下海水を利用した水で育てるためノロウィルスの可能性が極めて低い物です。
デメリットは、深さがないので水温が上がりやすく夏を超えられないのでどうしても小ぶりになってしまう事。
ですが、生食用なら小ぶりの方が食べやすいとの意見もあるようで。
あ、もちろんお高いですぞ。
JR西日本の牡蠣”オイスターぼんぼん”はノロ対策ばっちり!画期的なカキ!!
残念ながら食べたことはないですが、味が濃くて美味しいらしいです。
これから秋冬を迎えるので牡蠣の美味しい季節ですが、牡蠣にかかわらず食中毒にはくれぐれもご用心ください。
牡蠣、美味しいですけど当たるのが怖いですよねぇえええ!!!
私も職業柄絶対にノロに感染してはいけない、と言われていたのでいわゆる牡蠣を食べることが禁止されていました(笑)
食べたいなぁ~!!
キョーレツでしたね・・・。
しかも救急隊員の方もガッツリ広島弁で何言うてるか理解できなかったと言う(笑)
職業で禁止で食べられないは辛いですね・・・。でもちょっとぐらいならへーきへーき(お前が言うな