どうも。ロマンチスト近所です(´・ω・`)
皆さん、夜空を見上げてぼーっと星を見たことはありますか?
都会の方は空見ても星なんてほとんど見れないと言う方も多いでしょう。
田舎だとそらもう綺麗ですよ。街の明るさが違いますから。
そんな中でも岡山県にある美星町の星空は感動的。
自分の中で毎年恒例となっている美星町での星空観賞の記事になります。
この記事の目次
岡山県にある美星町とは?
岡山県南西部にある町で読んで字のごとく星の美しい街。
全国で初めて光害に関する条例を制定し、星空を守る運動を町ぐるみで行っているロマンティックな町です。
どういう条例かというと電球の角度とか外灯の数や明るさが規制されていたり、22時以降は外灯も消して室内の明かりはカーテンで漏れないようにする・・・と言った内容。
そういう町ですからもちろん天文台もありますし、星空好きは一度は訪れたい場所でもあります。
利点でもあり欠点でもあるのが交通の便。
この美星町は天文台があるぐらいですから山の上です。
しかもそこへの交通手段は車オンリー。電車は一切通ってません。
最寄駅から歩ける距離でもないのでタクシー・マイカー・レンタカーに限られます。
ん?バス?
行ったっきり帰って来れませんがそれでもよろしければ・・・・
※17時台で行きも帰りも最後。なお電車も1時間に1本で駅前にタクシー乗り場も少ないので実質マイカーかレンタカー限定。
こういう立地のため気軽に行けるスポットでもないので純粋に星を楽しめますし、気軽にリア充が来れるところでもないので年齢層も高めで人が少なく、ガチカメラマンも多い。
天文台の敷地は時間で閉鎖されるのでちょっと離れた星空公園と言う場所で眺めます
凄まじい星空~天然のプラネタリウムに感激~
住民の方々の努力の賜物で凄まじい星空を眺められます。
凄いとか、キレイとかじゃなく「凄まじい」と言う表現がぴったりな満天の星。
街中で星空を見れば
あー、あれがオリオン座ね
と一目瞭然なレベルですが、ここで見るとどれがどれやら分かりません。
流れ星なんかも結構よく見れます。
個人的に1回行くと1時間は居座ってますね。
空見上げるだけでもいいし、撮影するのもいいし、ボンネットに寝転んでもいいし。
ただ山の上なのでとりあえず寒い。
去年も10月に行ったんですが気温13℃。ダウンジャケット持って行きました。
星空ポイント到着!
14℃て(´・ω・`)(町中との気温差10℃) pic.twitter.com/FAZE8mTF7y— 近所@はてなブロガー (@kinjyo35) September 30, 2017
星空の写真館
という事で、今回も写真を撮ってきましたので披露します!
今回9/30に行ったのですが、星の撮影条件としては微妙。
天候は申し分ないんですが、月が月齢9.9と上弦を少し超えたぐらいと明るめです。
※月の明かりの無い新月がベストです
見にくければタップorクリックして拡大してご覧ください。
カメラ設定:F2.8~4 Sスピード:4~30秒 ISO‐3200
分かる方はこれ見たら設定が分かると思われる、画像のプロパティを貼り付けときます。
数字は写真の順番です。
※マニュアルモード、マニュアルフォーカスで撮影してます
写真のノイズかと思うような白い斑点が全部星です。
なんかやたら明るいのは月の明かりが強いから。新月だともっとロマンスな感じになります。
うーん。毎回そうなんだけど、写真じゃ肉眼の感動がいまいち伝わらんなぁ・・・・・。
星空をキレイに撮る!星空撮影の設定方法
さっきの写真は全てミラーレス一眼で撮りました。
普通に撮影しても十中八九星は撮れませんが、設定さえうまくやればデジカメでも大丈夫です。
その設定とは星空は圧倒的に光量が足りないためそれを補うちょっとした工夫が入ります。
説明がよー分からん・・って人でもさっきの上に出てる設定をすれば大体撮れると思います。
※M(マニュアル)モードかS(シャッタースピード優先)モードにすることが必須です
シャッタースピードを長くする・・・必須
カメラは通常シャッタースピードが1/125秒とかって数字。
意味はそのままで1/125秒の早さでシャッターが切られます。
簡単に説明すると
- シャッタースピードを短くすると暗くなる。一瞬の動きを撮る
- シャッタースピードを長くすると明るくなる。流れる動きを撮る
シャッタースピードを短くすると水の流れが止まって見えます
シャッタースピードを遅くすると水の流れが白く見えます
シャッタースピードを長くする理由はしっかり光を取り込むためでもありますので、暗い所では遅くしましょう。
星空を取るときは5秒とかに設定するとキレイに写るでしょう。
この設定がないカメラでの撮影は正直かなり厳しいです。
F値を絞る・・・どちらでも
F値は焦点距離のようなもので数字が小さくなると明るくなります。
F値2.8とF値4では2.8の方が明るく撮れます。
F値2.8と言うと単焦点レンズになってきますので追加購入しましょう。
※単焦点レンズ・・・ズーム不可の代わりに近くにピントが合わせられるレンズ
同じシャッタースピードでもここを弄ると明るさが変わりますので、写真の表情次第で調整してください。
三脚(固定できるもの)を使う・・・ほぼ必須
シャッタースピードを遅くすると手振れするとそのブレたまま写真になってしまいます。
なので固定はほぼ必須です。ちょっと震えただけでブレますから。
本格的な機材でなくてもゴリラポッドとかでもOK(カメラの重さに耐えれるのであれば)
ちなみに個人的な話をするとゴリラポッド使ってましたが、ミラーレス一眼の重さに耐えれないとか、結局色々不便で本格的な三脚を買いました。
スリックPROと言うカメラマン御用達ブランドの三脚
ISO感度を上げる・・・どちらでも
ISO感度とは電気信号の事で、簡単に解釈すれば上げれば上げるだけ明るく写せます。
しかし、あげすぎるとノイズが発生しやすくなる諸刃の剣です。
ISO感度は操作しなくてもオートにしていても写せるので慣れないうちは弄らなくてもOK。
星以外の物も写す・・・撮影の小技
これの理由は星だけだと
ん?ゴミかな?
と言わんばかりな白い斑点が写ってるだけになります。
若干木が入ってますがこんな感じに
これはこれでキレイですが、やっぱり山とか建物とか木々とか・・・・
何でもいいので星と対比になる地上にある物があると際立ちます。
星空撮影の際はぜひ参考にしてください!!