レビュー

普段使いできる望遠レンズ【ケンコー400mm F8】レビュー紹介!

望遠レンズアイキャッチ
  • 望遠レンズ欲しいけどクッソ高ぇ!!
  • 2万円以下で買えるケンコーの400mm望遠レンズが気になる
  • F8は暗いとか言うけどどうなの?写真見せて!

交換レンズは色々ありますけど・・・特に望遠レンズって高いですよね。

十万前後は当たり前、物によったら新車買えるんじゃね?と言う百万近い値段も。

 

望遠レンズ欲しいけど諦めていたって方も多いのではないでしょうか?

という事で、そんな望遠レンズを虎視眈々狙っていた近所です(´・ω・`)

 

冒頭でぶちまけた通り、望遠レンズって高いですよね?

お金が有り余ってるならともかく、私のような何の変哲もないサラリーマンにはおいそれと出せる金額ではないものがズラリ・・・・。

 

しかし!

年収300万円台のしがないサラリーマンである私でも手が届く!

2万円以下で買えてしまう400mm望遠レンズ【KF-M400SE N II】を見つけて購入!

 

ちょっと扱いに癖はありますが、400mmと言う焦点距離は使って楽しい望遠レンズですぞ!!

旅行で使ってみた!
ケンコー望遠レンズアイキャッチ
α6500×ケンコー400mm F8望遠ミラーレンズでスナップ作例! 望遠レンズって旅行でも手軽に使えるの? 正直使う機会があるか分からない 実際どんな写真撮れるか知りたいな・・...

普段使いできるケンコー400mm F8【KF-M400SE N II】とは?

KF-M400SE N II

望遠レンズが2万円以下って大丈夫かそれ・・・・

と言う不安も漏れ聞こえてきそうなこの1本。

 

当たり前ですが粗悪品ではありません。

安い理由は【ミラーレンズ(レフレックスレンズ)】と言うちょっと特殊な仕組みになってます。

 

安い理由は他にもあって

  • オートフォーカスが無い(手動ピント合わせ)
  • 絞り値がF8固定の単焦点
  • レンズの手振れ補正無し

などなど・・・安い代わりに癖のあるレンズとなっています。

 

その代わりと言っては何ですが、キヤノンやニコンはもちろん、ソニー・フジ・ペンタックスなど基本的な日本のカメラメーカーのフォーマットはラインナップしています。

 

KF-M400購入画面

※上記は 2019/08/26時点でのAmazonでの販売価格です。

その為この記事を読んだ方が

レンズ紹介されてて欲しいのに私その機種ちゃいまんねん・・・残念

となることがありません。

 

なお、このレンズを買うともれなく【Tマウント】と呼ばれるマウントアダプターが付属しています。

例えばソニーでもAマウントとEマウントでは違う形のため、同じメーカーでも対象を間違えて買うと大変な目に遭います。

 

皆さんが使われているカメラのメーカーに合わせてお選びください。

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ミラーレンズ(レフレックスレンズ)とは?メリットは?

KF-M400SE N II装着

先程さらっと出てきたミラーレンズですが、カメラ好きでないとなんのこっちゃ分からんと思います。

 

ミラーレンズとは別名で【レフレックスレンズ】。

レフレックスとは反射と言う意味で直訳すれば【反射レンズ】と言う意味。

 

通常のカメラレンズは「光学レンズ」と呼ばれる写真に適したレンズで光の集約が行われますが、ミラーレンズは光学レンズの代わりに鏡が使われます。

 

言葉より見てもらうのが分かりやすいでしょう!

ミラーレンズ

中心に見慣れぬ軸があり、内側をよく見ると反射して天井が映ってるのが分かりますか・・・ね?

 

こいつがミラーレンズの大きな特徴ですね。

あ、形式上ゴミやホコリが入ると厄介なので保護フィルターは是非使いたいところ。

私も保護フィルター買いました

 

・・・がこれ付けたらレンズフード使えなくなるっていう

便利なのかどうなのか分らんなぁ

メリット・デメリット比較

メリットは大きく4つ

  • ありのままの姿(色)を残せる
  • コンパクト・軽い
  • (同じ望遠でも)値段が安くなる
  • リングボケが出る

 

リングボケって何さ?

作例で紹介しますが結構面白いですよ!

 

デメリットは

  • 鏡面収差などの補正が出来ない
  • クッキリキレイな写真は向かない
  • マニュアルフォーカスなど扱いに癖がある
  • このレンズ(KF-M400SENII)に限って言えばF8と暗い

 

ぶっちゃけデメリットらしいデメリットはマニュアルフォーカスぐらいかな?

マニュアルフォーカスとは

ピント合わせを自分で行う方式のこと。

個人的には「カメラ操作してる感」があって意外と好き。

※瞬時のシャッターチャンスにはすこぶる弱い

 

F8と暗いのも実は近年の機種ならISOを上げるとか、シャッター時間を長くするとかの設定でなんとか出来ます。

400mm F8【KF-M400SENII】をズームレンズと比較!

KF-M400SE N II

まずはデータで基本レンズ・ズームレンズ・ミラーレンズを比較したらこうなります。

基本レンズ

SEL1855

ズームレンズ

SEL55210

ミラーレンズ

KF-M400SENII

長さ6cm10.8cm11.2cm
重さ195g345g545g
望遠距離(mm)18-5555-210400
絞り値(F値)F3.5-5.6F4.5-6.3F8
AF可否×
単品価格(定価)35,000+税42,000+税23,220+税

長さはズームレンズと大差なし、重さも500g強とペットボトル1本分ほどと望遠レンズとしては、異例レベルのコンパクトさですね。

 

とまぁ・・・こんなん文字で出されても良く分かりませんよね。

という事で画像つきで比較していきます!

分かりやすくするため比較対象は近しいズームレンズ【SEL55210】とします。

コンパクトさが分かる大きさ(長さ)比較

ズームなし状態
ズームと望遠
ズームレンズ最大ズーム時
ズーム時と比較
両方とも最大ズーム
ズームレンズ比較

どうでしょうか?

太さはズームレンズが49mmに対し、望遠レンズが67mmなので若干太くはなります。

しかし長さはズームレンズとほぼ変わらず、むしろ最大ズームまで持ってくと望遠レンズのほうが短くなります。

 

見ていただいた通りこのケンコー400mm F8の魅力は何と言っても【持ち運びできる望遠レンズ】でしょう!

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α6500×KF-M400SENIIで作例比較!

α6500×KF-M400SE N II

私はα6500を持ってますのでそれを使っての撮影となります。

引き続き撮り比べはズームレンズです。

夜でも写せるか?望遠性はどのぐらい?

F8と言う絞り値は写真が一番キレイになると言われる一方で暗いとも言われます。

って事で夜に撮ってきました。

 

先に言っておくと夜撮影なら三脚必須です。

もともとブレやすい望遠レンズに加えシャッタースピードが1/6秒とかになるので、手で持って撮影したらブレずに撮るのは困難ってもんじゃないですね。

愛用の三脚SPRINT PROⅡ

 

撮影方法は三脚は位置固定でレンズのズーム等で調整しました。

つまり同じ距離で撮った時どこまで近寄れるか?と言う比較になります。

 

ズームレンズ(ズームなし)
55mm
焦点距離55mm(最短)
シャッタースピード1/13秒
絞り値F4.5
ISO6400

ばっちり木が丸ごと写り背景もしっかり入り込んでます。

これはこれで1枚の写真としてはキレイ。

 

ズームレンズ(ズームあり)
210mm
焦点距離210mm(最長)
シャッタースピード1/25秒
絞り値F6.3
ISO6400

一気に木の一部分にクローズアップしました。

左上にギリギリ背景が残ってる程度まで寄ってます。

 

望遠レンズ
400mm
焦点距離400mm(固定)
シャッタースピード1/6秒
絞り値F8
ISO6400

望遠レンズになるともはや背景は見えないぐらい木に寄ってます。

これが望遠レンズの力ですね。

やや暗いと言われるF8でもシャッタースピードを遅くすればキレイに映ってますよね?

 

言い訳タイム

ホントは見晴らしの良いところで撮ったら良かったんでしょうけど、何分住んでいるところが田舎なもので・・・。

被写体探して20分車でうろついた結果がコレです(´・ω・`)

 

今回の実験で分かったのはこの写真のように夜でも明るいところでは大丈夫でした。

しかし外灯が無く人間の目でギリギリ見えるレベルの暗さだと、ズームレンズならギリギリ撮れるんですが望遠レンズでは撮影できませんでした。

やろうと思えば出来ないことは無いと思いますが、超絶手間で断念しました。

背景のリングボケを比較

気を取り直して・・・さっきから何度か出ている【リングボケ】って一体なにか?

画像で分かりやすく比較してみましょう。

 

通常の背景ボケ
背景ボケ1

手前にしっかりピントが合って奥はボケてますね。

これは皆さん見慣れている普通のと言うか王道の背景ボケです。

 

リングボケ
リングボケ

距離が近すぎて全部ボケてしまってますが、渦巻いてるのが分かりますね!

これがミラーレンズならではの【リングボケ】ってやつです。

 

ピントが合わない部分に自然と発生しますので背景さえボケさせれば特に難しい技術は煎りません。

なんか不思議で幻想的な写真じゃないですか?

 

逆に言うと普通の王道ボケは出ませんのでかなり好き嫌いはハッキリすると思います。

私はむしろこういうの大好きなので喜んで飛びつきました。

 

旅行で手持ち撮影してみたら・・・・と言うレビュー記事はこちら

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ケンコー400mm F8レンズの比較まとめ

いわゆる写真家のようなクッキリパッキリした写真は撮れませんが、リングボケを始め少し尖った写真が撮れます。

人によってこれを良しとするか悪とするかですね。

 

ただ一つ言えるのは【工夫して楽しく撮りたい人向け】って事。

 

まぁ・・・私もそうでしたけど自分で扱って撮ってみないことには良くわからないんですよね。

色々調べてどーしよー・・・と悩んでましたが、実際撮ってみて「おおお!!」と感動【百聞は一見にしかず】ですね!

400mm F8【KF-M400SENII】のおすすめポイントまとめ

ケンコー・トキナーレンズ
ポイントまとめ
  • 写真もそれなりの画質で楽しく撮れる
  • 望遠も400mmと日常使いでは充分お役立ちレベル
  • それでいて持ち運びしやすいので普段使いも余裕
  • おまけに価格も2万円以下と安い

 

やはり【持ち運びできる望遠レンズ】と言うのが一番の魅力でありおすすめポイント。

これまでスポーツ観戦は【ズームレンズ最大+電子ズーム】とかやってましたが、設定さえ見つけられたらもうコレ1本で済んでしまいそう。

 

私はミラーレス一眼を買う時に考えていたのが【気軽にカメラを持ち運びたい】と言うのが第一でした。

そうなると本気のバズーカレンズ(望遠レンズ)はポリシー違反!と思ってましたのでミラー

まぁ・・・本気の望遠レンズなんて高くて買えないってのもありますが

 

もしも今、「望遠レンズが欲しい・・・」「ミラーレンズが気になる」と思っている方は買って損はないレンズだと断言します!

以上!【2万円以下】ケンコー400mm F8の望遠レンズのレビューと作例紹介!でした!

 

旅行で手持ち撮影!リアルな作例記事はこちら

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