どうも。元京都府民の近所です(´・ω・`)
自分のブログを見ていたら【宿泊税始めました】と「冷やし中華始めました」的な広告を京都市が出していました。
この広告……めっちゃクリックしたくなるな… pic.twitter.com/PwCfsiKTrf
— 【ちかどころ】@家ブログ×アクアリウム (@kinjyo35) October 26, 2018
なんて言うか・・・めちゃくちゃ気になりませんか?
そもそも宿泊税ってなんやねん
いくら支払うんやこれ?
って疑問がわいてきたので調べてみました。
この記事の目次
宿泊税とはいったい何?
宿泊税はめっちゃ簡単に言うと「宿泊時に税金取るよ」ってやつです。
宿泊だけで税金取るんかい!!!!
って突っ込まれそうですが、実は東京都や大阪府では結構前にスタートしている税金。
その費用負担額はこんな感じ
1万円未満 | 1万~1.5万円 | 1.5万~2万円 | 2万以上 | |
東京都 | 非課税 | 100円 | 200円 | 200円 |
大阪府 | 非課税 | 100円 | 200円 | 300円 |
仕事で東京のビジホに泊まった時そんなん払ったっけ?
と、宿泊税を払った記憶のない方は1万円以下であろうビジネスホテルを利用しているためです。
そもそもビジホで1万円超えてくるってよっぽどのところか、時期がヤバいかですけどね。
またこの金額は修学旅行の妨げにならないようにとの狙いも入っています。
そんな宿泊税が京都市でも2018年の10/1より始まりましたが・・・先駆者とはちょっと様子が違います。
全国初!全員に【宿泊税】を課税!内容を解説
※京都市が出している宿泊税に関するページから見ています。
対象者は【京都市に宿泊する人全員】
納税義務者は【宿泊税の納税義務者は,ホテル,旅館,簡易宿所等のほか,いわゆる違法民泊等への宿泊者も含めた,すべての宿泊者とします。】とあるように全員です。
違法民泊者が宿泊税払うとは思えないんですがそれは・・・
そもそも違法民泊って京都市が認めちゃってるってどうよ
京都市の宿泊税の金額はおいくらなのか?
2018.10.1に京都市で始まった宿泊税の金額を見てみましょう。
2万円未満 | 2万円~5万円未満 | 5万円以上 | |
宿泊税 | 200円 | 500円 | 1,000円 |
東京・大阪ではビジネスユースを考慮して1万円未満は非課税でしたが、京都市では1万円未満でも問答無用に200円。
ビジネスで来た方も旅行で来た方も関係なく徴収されます。
最高額は1,000円で民泊も含むと先駆者に比べ中々思い切った金額です。
東京都は民泊除外、大阪は民泊も含む
唯一修学旅行は非課税
京都でも、学校教育法第1条に規定する学校(大学を除く)の修学旅行は非課税となっています。
学校教育法第1条に規定する学校とは
第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。 第二条 学校は、国(国立大学法人法(平成十五年法律第百十二号)第二条第一項に規定する国立大学法人及び独立行政法人国立高等専門学校機構を含む。
この宿泊税により45億円の増収が見込まれています。
京都の宿泊税がいつから始まったか知ってましたか?
ところで・・・この宿泊税が京都で2018.10.01から始まってるって知ってましたか?
はっきり言って私は全然知りませんでした。
まぁ・・・今いるところが京都から離れてますし、あんまり話題に上ってこないのは百歩譲ろう。
と言うことで楽天トラベルで京都市の某ホテルを見てみると・・・・
宿泊税のこと書いてないやん・・・
予約サイトでカード決済したら全て終わったと思ったら税金を請求された!
何を言っているのか分かんねーと思うが(以下略
こういったトラブルが各所で発生しているそうなので、冒頭で紹介したような広告を配信し認知度を上げているのでしょう。
一応同じホテルの公式ホームページを見ると「お知らせ」として書いてましたけど・・・・
予約サイトを利用される際はちょっと注意してくださいね。
宿泊税の使い道は?
宿泊税は【目的税】に分類される【地方税】となります。
好き勝手に使える訳でなく「○○の目的の為に税金を取りますよ」と使用目的が決まっていますが、その対象や金額は自治体によって異なります。
例えば
- 海外旅行者向けの多言語看板の設置
- 公共交通機関の増便や道路拡張
- 観光案内所に設置するパンフレットの増設
と言った具合。
今回京都市が導入した背景には
- 非課税の神社仏閣が多い
- 学生が多く納税額が意外と少ない
- 観光客が増加しまくって公共交通パンク気味
と言った理由から宿泊税で増収し、観光環境の改善を図るというもの。
ところで、あんまり聞きなれない【目的税】ですが、温泉が好きな方には実はなじみ深い税金です。
それは温泉に行った際に書かれている「入湯税」
温泉の衛生管理や環境保全に使われる地方税でこちらは全国共通150円と決まっています。
温泉旅館で宿泊代と別に入湯税を現金で支払ったって経験をした人も多いでしょう。
今回の宿泊税は【京都市】のみです
宿泊税は【京都市に泊まる方】が対象です。
同じ京都府でも平等院のある宇治市や天橋立のある舞鶴市などはこの宿泊税対象ではありません。
もし京都観光で平等院や伏見稲荷を巡りたい・・・と言う方は宇治市への宿泊も考えてみてはいかがでしょうか?
電車の交通費は
- JR宇治駅 → JR稲荷駅 片道240円(約25分)
- JR宇治駅 → JR京都駅 片道240円(約30分)
- 京阪宇治駅 → 京阪伏見稲荷駅 片道310円(約30分)
- 京阪宇治駅 → 祇園四条駅 片道310円(約30分)
以上、京都市で【宿泊税】を導入!負担金額はおいくら?使い道を解説!でした!!