- プレミアムアウトレットと三井アウトレットって何が違うの?
- どっちも似たような物でハッキリとした違いが分からない
- ぶっちゃけどっちがおすすめ?
アウトレットモールと言えば【プレミアムアウトレット】【三井アウトレットパーク】の二つが日本では有名ですよね?
だけどこの両者って何がどう違ってるのかイマイチ分からないと思いませんか?
そこで今回はこの2つについての違いとおすすめを語っていきたいと思います!
という訳で、アウトレット難民近所です(´・ω・`)
こんな記事書いといて何ですが今住んでいる所のは近くにはどっちのアウトレットモールもないんですよね。
実家の近くには【プレミアムアウトレット】も【三井アウトレットパーク】もそれなりに近くてよく行ってました。
日本では2大アウトレットとして君臨している両者ですが、プレミアムアウトレットと三井アウトレットは実はそれぞれ特徴がある物ってご存知でしたか?
今回はその違いについて解説しようと思います!
この記事の目次
プレミアムアウトレットとは
プレミアムアウトレットは三菱地所・サイモン株式会社が運営するアウトレットモール。
日本進出当初はアメリカのアウトレットモールディベロッパーのチェルシーの日本支所と言う位置づけ。
チェルシーが40%、三菱地所・双日が30%ずつ株を持った合弁会社のチェルシージャパン株式会社でした。
その後現在に至るまでには
- 三菱地所が双日の株すべてを譲受し筆頭株主に
- アメリカ本国のチェルシーがサイモンに買収される(
- 【三菱地所・サイモン】と初期の名前が完全に消えた現在の名前へ
開業当初はチェルシー・プレミアム・アウトレットと名乗っていました。
いち早く「神戸三田」「りんくう」のアウトレットモールが開業していた関西の方はなんとなーく聞き覚えもあるんじゃないでしょうか?
プレミアムアウトレットの特徴
まず基本的にロードサイドで車で来ることが前提の立地です。
皆さんの近場のプレミアムアウトレットを思い浮かべてみて下さい。
なんでこんなところに行きにくい所にあんねん・・・
って感じの所が多くないですか?
それこそさっきサラッと出てきた三田アウトレットなんてイオンモール神戸北が隣接しているものの、駅からも神戸市内からも遠い山の中にあります。
これはワザとこういった立地に立てて、【お出掛け感】【せっかく来たから感】を演出しています。
せっかく来たからには何か買うぞ!
旅行行った時についついお土産とかよくわからんキーホルダーとかたくさん買ってしまいませんか?
あの気持ちにさせるためいつでも簡単に行ける場所には作りませんでした。
施設内のモチーフは米国の古い町並みでちょっとモダンでレトロなデザインが多くなっています。
元は海外のアウトレットなので、【高級品を通常より安く】と言う価格帯。
ハイブランドショップなども多く入居していますので三田に行った後に垂水に行くと「あれ?」っと感じた方も少なくないでしょう。
また開業後に数年単位で徐々に大きく広げていき、第二期拡大、三期拡大・・・とかなりの長期間をかけて規模拡大を行うのが開発モデル。
日本では完成形まで作り上げてからオープンが一般的ですが、初期ではワザと規模を抑えて増床を繰り返すことでリニューアル感を演出し集客しています。
増床オープンって言われるとちょっと行って見ようかな・・・って気になりますよね。
郊外だと空き地や駐車場の確保がしやすい為、増床の余地を持って計画出来ることも候補地の一つとなります。
三井アウトレットとは
こちらはららぽーとも運営している三井が手掛けるアウトレット。純国産のアウトレット業態となっています。
そのためコンセプトもビミョーに異なっており、レジャー施設複合や駅近など日本の小売りスタイルに沿った形のアウトレット。
思い返してみると【幕張海浜・ジャズドリーム長島・マリンピア神戸・倉敷・・・・】ほとんど駅のすぐそばですよね?
規模も小さい所から大きい所まで差が大きく、小さい所だと大阪鶴見のアウトレットで56店舗ほど、大きい所だとジャズドリーム長島の300店舗超となっています。
良くも悪くも日本らしい詰め込み型のショッピングモール。
- ジャズドリーム長島・・・ナガシマスパーランド・ホテル併設
- 大阪鶴見・・・花市場・パフォーマンスステージ併設
と、ショップ以外での集客も見込んでいます。
三井アウトレットの特徴
こちらはプレミアムアウトレットとは違い【日常のアウトレット】と言う感じ。
【安い品をより安く】どちらかと言うと馴染みのあるブランドがアウトレットとして軒を連ねており、価格的にも買いやすい値段設定となっています。
こちらも増床などがありますが、計画的にしているかは不明なんですよね・・・。
立地を見る限り横に広げるのが厳しい場所が多い為、プレミアムアウトレットのようにちゃんと計画してるようなイメージはありません。
どっちかと言うと
競合が出来た!→増床や!
っていう、日本のショッピングモールの典型パターンで規模を増やしてるように見受けられます。
2大アウトレットの違いをまとめると
さて、本題のこの2つのアウトレットの違いですが先ほどの説明をざっくりまとめると以下のようになります。
プレミアムアウトレットの特徴
- 有名ブランドのB品(傷物)や型落ち品を安く販売
- 1店舗当たりの店内が広くゆったり
- 車で来ることが前提なので駐車場は広く無料がほとんど
店の作りやコンセプトはアメリカらしい、【元々お高い物を安く処分する】【買い物とレジャーを兼ねて1日居れる】と言うイメージ。
三井アウトレット
- 通常のショッピングモールにある店舗が多い
- 店舗数が多いが狭い店舗も多い
- 公共交通機関で来る事も視野のため場所によっては駐車場代が掛かる
こっちは完全に日本らしいコンセプト。【公共交通機関で来る】【安い物をさらに安く】とパルコとかに似た感じでしょうか。
極端に二大アウトレットをまとめると
- プレミアムアウトレットはお高いブランド物をB品として普通よりお安く
- 三井アウトレットは普段の物をさらにお安く
と言う感じ。
ですが実はこの違いは最近だいぶ無くなってきました。
昔は三井にはコーチやグッチなどの海外ブランドのアウトレットは少なかったですが最近は入居しているところもチラホラ。
逆にプレミアムアウトレットにもアースやイーハイフンなどのファストファッション系のアウトレットも増えてます。
ただ、それでもBOSEやNICONなどちょっと高級志向アイテムのアウトレット店舗はプレミアムアウトレットに多くなっていますので、その辺の差別化はまだ残っていますね。
最近アウトレットの傾向が変わってきた
と・・・・こんだけ違いについて書いてますが、実は当初よりもアウトレットの傾向に変化が見られます。
それはどちらも「アウトレットをB品処分の場」から「ハナからアウトレット用の商品を売る場」に変わってきた事。
元アパレル店員なので裏事情をなんとなく察するのですが、早い話B品を売ってるだけでは利益が取れず赤字になり家賃すらも確保できないのでしょう・・・。
そこで利益率が高い【アウトレットモールのための商品】を製造・販売して利益を確保していると考えられます。(特にファッションブランド系)
まぁ・・・買う側からすればB品なのか、アウトレットモール用なのかなんて気にしないので問題ないと言えば無いですけどね。
プレミアムアウトレットのお正月は狙い目?
余談になりますが、三井アウトレットパークはもちろんのことアメリカナイズなプレミアムアウトレットでも福袋は販売されます。
2012年頃のお正月にプレミアムアウトレットに行った際に詳しい中身は覚えてないですがニコン100万円の福袋が販売&完売してました。
特別バブリーな物以外でも、D3400に短焦点レンズとフィルターで78,000円と当時の価格で考えれば相当お安い福袋が売られてました。
このセットは当時の値段で考えても「本体だけで6万」+「レンズで数万」します。
一応調べてみましたが2019年でも本体+ズームレンズで6万近くはします。
プレミアムアウトレット系はこんな感じで普段中々買えないようなハイブランド福袋があるので結構狙い目!
・・・ただ、とんでもない人混みなので私個人としてはもう二度と正月には行きません。
※神戸三田のインターから出るのに2時間かかった。ぶっちゃけ一つ前か後のインターから出て下道使った方が早かった気がする。
2大アウトレットはどっちが使いやすい?
おそらく「使いやすい」と言う意味では三井に軍配があがります。
全国的に見れば近くにららぽーとがある方は三井のショッピングカードが共通と言うのが大きい。
ポイント共有なども出来るため利便性は高く、ファミリーで行く場合には三井アウトレットの方が周辺に色々な施設があるので活用しやすいかと思います。
逆にプレミアムアウトレットの三菱地所は都心型ディベロッパー。
カードの共通利用も無くはないですが、そこまで日常的に使う人が少ない為利便性は低いですね。
カップルや夫婦など大人で行くには雰囲気的にもプレミアムアウトレットをおすすめします。
モダンな町並みが夜はライトアップされてどこかリゾートに来た気分。
どちらも良し悪しありますので両方行って見て自分が好きな方を見つけてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私個人の目線で言うと子どももいないので、どうせ行くならプレミアムアウトレットの方が良い物や珍しい物が置いてあって楽しめるかな?と言う感じ。
以上、プレミアムアウトレットと三井アウトレットは大きく違う!?理由を説明します!でした!