どうも。祝日があるとウキウキする近所です(´・ω・`)
接客業などの方は祝日こそ仕事で、祝日なんて無くなればいいのにと思ってる人もいらっしゃることでしょう。
かく言う近所も昔はそうでした
今は祝日は休みなのでGWとかは休みですが、この【祝日】ってどんな由来があるの?ってことでちょっと調べて見ました。
日本の祝日とはそもそも何?
日本国民の祝日は全部で16日あります。
この祝日は祝日法と言う法律の第一条にて以下の要に定められています
「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。」
wikipedia-国民の祝日
何やら難しいこと書いてありますが、「平和に生活出来ていることに感謝して、過去にあった事をお祝いしましょう」的なことが書いてあります。
祝日はテキトーに決めたわけでなく、文字通りその日に通じた何かをお祝いするためにある物だったんですね。
全16日!日本の祝日の由来一覧
全16日ある国民の祝日の由来などをwikipediaを基に簡略的にまとめてみました。
途中で出てくるハッピーマンデー制度や面白い由来などは次の項で説明していきます。
1月1日 元日
- 意義:年の始まりを祝う日。
- 由来:習慣的に休日になっていたのを法律で制定
- 小ネタ:なお元旦は1/1の朝を指し、元日は1/1の事を指します。
1月第二月曜日 成人の日
- 意義:大人になったことを自覚し自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日。
- 由来:小正月に由来。
- 小ネタ:ハッピーマンデー制度前は1/15固定
2月11日 建国記念の日(政令で定める日)
- 意義:建国をしのび、国を愛する心を養う日。
- 由来:紀元節に由来
- 小ネタ:建国記念日ではありません。(後ほど解説)
3月19~22日頃 春分の日
- 意義:自然をたたえ生物をいつくしむ日。
- 由来:春季皇霊祭に由来
4月29日 昭和の日
- 意義:激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日。
- 由来:昭和天皇誕生日。
- 小ネタ:この日の変遷は天皇誕生日→みどりの日→昭和の日(今ここ)
5月3日 憲法記念日
- 意義:日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日。
- 由来:日本国憲法が施工された日
5月4日 みどりの日
- 意義:自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ
- 由来:昭和天皇が自然を愛し博識だったため
- 小ネタ:昭和の日制定により移動。元は平日であり、国民の休日だった(後ほど解説)
5月5日 こどもの日
- 意義:こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに。母に感謝する日。
- 由来:端午の節句に由来
7月の第三月曜日 海の日
- 意義:海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日。
- 由来:海の記念日に由来
- 小ネタ:ハッピーマンデー制度前は7/20固定
8月11日 山の日
- 意義:山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。
- 由来:明確な由来はない(後ほど解説)
9月の第三月曜日 敬老の日
- 意義:多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し長寿を祝う日。
- 由来:兵庫県多可郡野間谷村で行われていた「としよりの日」が由来
- 小ネタ:ハッピーマンデー制度前は9/15固定
9月22~24日 秋分の日
- 意義:祖先を敬い亡くなった人々をしのぶ日
- 由来:秋季皇霊祭に由来
- 小ネタ:ハッピーマンデー制度と国民の休日によりシルバーウィークが誕生(後ほど解説)
10月の第二月曜日 体育の日
- 意義:スポーツに親しみ、健康な心身を培う日
- 由来:東京オリンピック開会式の日
- 小ネタ:ハッピーマンデー制度前は10/10固定
11月3日 文化の日
- 意義:自由と平和を愛し文化をすすめる日
- 由来:明治天皇の誕生日。日本国憲法が公布された日。
11月23日 勤労感謝の日
- 意義:勤労をたつとび、生産を祝い、国民互いに感謝し合う日。
- 由来:新嘗祭(五穀の収穫を祝う)から。
12月23日 天皇誕生日
- 意義:天皇の誕生日を祝う
- 由来:今上天皇の誕生日。
- 小ネタ:皇太子殿下即位に伴い、12/23での天皇誕生日は実質2018年で終了予定。(後ほど解説)
これが全16日ある祝日の内訳です。
年末年始やお盆など実は1日しか祝日が無く、企業(と言うか社会?)が夏季休暇・冬期休暇を設定しているだけで、法律上は平日となっています。
では次は(後ほど解説)と入れた祝日について見ていきましょう!
祝日の誕生や由来にも裏話あり!実は面白い祝日の解説
ここからは祝日の中でも色々ある裏話を紹介。
大人の事情やまさかの真実など、調べて見ると面白い裏側です。
国民の休日制度
- 日曜日と祝日が重なった場合は振替休日として翌日が祝日となる
- 祝日と祝日に挟まれた平日は国民の休日として休みとなる
と言うのが国民の休日制度。
上のタイプは2018年だと4/29が日曜日なので4/30が振替休日となっています。
残念ながら土曜日は休日と言う概念ではないので土曜日に重なっても振替休日は発生しません。
そして下のタイプは、GWの5/4が平日なので飛び石になるのを防ぐために生まれた制度ですが、後に祝日が変動制になったことで思いもよらぬ大型連休が発生することに(シルバーウイーク)
ハッピーマンデー制度
今の若い方々は祝日が変動制なのは普通だと思いますが、近所ぐらいの世代では最初違和感がありました。
祝日が一部変動制になったのは早い話「連休を増やす」のが目的。
土日しかないと旅行を躊躇しますが3連休となれば行きやすいですよね?
遊びに行くにしても月曜日が仕事だと日曜日は余力を残しますよね?
そう言う背景から日にちが決まっている祝日を月曜日にしてしまえ!と言うのがハッピーマンデー制度。
しかし、その日が祝日である由来があるのに全然関係ない日が祝日になるってどうなんだ?と言う意見も多くあります。
特に成人の日は第二月曜なので本来の1/15になることは100%あり得ません。
また春分・秋分の日は変動制ですが、これは天文観測により決定される為変動するのは仕方ない事なのでこの限りではありません。
建国記念の日は苦し紛れの策!?
建国記念日ではなく、建国記念【の】日となっています。
憲法記念日は「の」が無いのになぜ建国記念は「の」が入っているのか・・・。
これは日本国が出来た日をちゃんとした立証が出来ていないから。
日本的には初代天皇の神武天皇が即位した日・・・と言っていますが、その資料などが無い為第二次世界大戦後にGHQによって廃止されました。
その後やはり建国記念は大事だという事で復活するのですが、建国をした日が定かではないので建国記念日とは言えない・・・
と言う声があり「建国した日の記念」ではなく、「建国そのものを記念する日」として制定する為、建国記念【の】日となりました。
みどりの日(5/4)は平日だった!?
ここ、昔は平日だったんですね。
その後に「祝日と祝日に挟まれた平日は国民の休日とする」って言う法律(いわゆるオセロ法)が出来て、国民の休日と言う休みになってました。
しかし法律改正により5月4日をみどりの日に制定したことで、ちゃんとした祝日となりました。
山の日は由来なし?
日本の祝日の中でちゃんとした由来が無いのがこの祝日。
ではなぜ8/11を祝日とすることになったのかと言うと
海の日があるのに山の日がないのはおかしい!
山も愛され感謝されるべきだ!!
と日本山岳協会らの意見を受けて出来た為。
最初は8/12にしてお盆休みと繋げる予定でしたが、この日はJAL123便事故が起きた日(機体以上により山に墜落、衝突した事故)。
その日をお祝いってちょっと・・・・
という事で1日前の8/11となりました。
シルバーウィークは副産物だった
ハッピーマンデー制度と国民の休日制度の合わせ技で誕生したのがこのシルバーウィーク。
敬老の日が第三月曜日、秋分の日が22~24のどこかという事で上手く巡りあえば
土、日、敬老の日、国民の祝日、秋分の日と言う5連休が誕生しました。
基本的に1年ごとに1日ずつ曜日がズレるので、実はシルバーウィークの出現は結構難しく直近では2015年にありましたが、その次は2026年となっています。
豆豆知識:シルバー=お年寄りの由来は国鉄
祝日には関係ないですが、シルバー=お年寄りの由来は「白髪」ではなく「電車の座席の色」。
旧国鉄が優先座席を作る際に、通常座席と区別するため他の色の生地を探したところ、
あ、これ余ってんじゃん。これでいんじゃね?
と、0系新幹線のシートの余り生地があったので採用。
その色がたまたまシルバーだったのでシルバーシートとなり、シルバー=お年寄りの由来となりました。
これ、もし余り生地が青だったらブルーシートにブルーウィーク?
そ・・・そうなってたんじゃない?
敬老秋分の日が遠い未来に来る!?
これは可能性の一つに過ぎないんですが、今の状況が続いたとすると敬老の日と秋分の日が重なる年代が来るそうです。
え?敬老の日って第三月曜だよね?
そう。敬老の日は計算上9/15~21の間のどこかになります。
対する秋分の日は22~24とされていますので通常は重なりませんが、実は2876年に秋分の日が9月21日の月曜日になり、日本の歴史の中で初めて祝日が重複します。
実に858年後のお話である・・・。
その後も3248年、3265年、3276年、3293年の4回が9/21の月曜日に秋分の日が重なると計算されており、3300年代になるともっと増えるとされています。
当たり前ですが現行の法律では祝日同士が重なることは計算されていませんので、遠い子孫がなんとかするんでしょう。(他人事)
★参照サイトはこちら
http://deztec.jp/x/10/faireal/d60916.xml
ズレ周期の計算などされており面白かったです。
2019年は天皇誕生日が無い!?
衝撃的な事にこのままいくと2019年は天皇誕生日がありません。
- 今上天皇(平成天皇)の誕生日は12/23
- 皇太子殿下の誕生日は2/23
- 皇太子殿下即位は2019/05/01予定
- 新天皇誕生日は2020年から適用予定
この流れを見る限りでは2019/12/23時点の天皇の誕生日は2/23という事になります。
その辺の議論とか特に出てないので仮にこのまま継続した場合、2019/12/23当日は厳密には天皇誕生日ではなくなっている・・・という事になります。
2020年以降の12/23は、天皇誕生日が昭和の日のように2/23に移動することで、12/23が平成の日(仮)になり、将来的に祝日が1日増えるかもしれませんね。
※現時点では不明です
2019年は祝日が最大3日増えGWは10連休!?
最後に世間の方はウキウキ。サービス、小売りの方はゲンナリする?2019年の祝日増加の可能性についてです。
2019/4/30に今の天皇陛下が退位され、翌日5/1に今の皇太子殿下が即位となります。
昭和から平成になった時は昭和天皇が崩御されたという事もあってか祝日とはなってないようですが、今回は特別法として5/1の即位の日が祝日となる可能性があります。
するとどうなるか・・・。
2019年のカレンダーを見るとGWのスタートは4/27(土)です。
そして4/29がみどりの日(祝日)、5/3が憲法記念日(祝日)。
5/1が祝日であれば先ほど紹介した「祝日と祝日に挟まれた平日は国民の休日とする」の制度により、4/30、5/2が国民の休日となります。
つまり最大で4/27(土)~5/6(月)までの10連休が現実味を帯びています。
会社規定で「日曜・祝日は休日とする」と記載のある会社なら少なくとも9連休はほぼ確定と思って良いでしょう。
逆に年間〇日とすると書いてある会社は祝日でも仕事の可能性大として諦めましょう・・・。
なお近所は後者の模様
以上、日本国民の祝日に関する雑学・豆知識でした!
関東地方や中国地方など不思議な日本の地域名の由来を調べてみた!