どうも。なんだかんだ言って(表向き)円満退社の近所です(´・ω・`)
裏側?知らない方がいいこともあるんですよ・・・。(割と恨みつらみはある)
さてさて・・・退職となると気になるのが
- 退職金はいくらぐらいもらえるの?
- 貯まりに貯まった有給はどうなるの?
この2点が大きいのでは?と思います。
そこで今回は【有給休暇】にスポットを当ててご説明したいと思います!
なお退職金に関しては9年で70万円でした。
この記事の目次
退職時の有給は買い取ってもらえる(かも)
有給の買取は原則禁止されています。
休むための物ですから買取でお茶を濁すことは労働基準法で禁止されています。
買取が禁止なら使えない雰囲気にすればいいじゃない
何その黒いアントワネット
しかし、2年の時効で消滅してしまった場合や退職時に残っている物は【買い取っても良い】となってます。
なので有給買取をするしないは会社の自由です。
実際勤め先に聞いてみると「買取は基本的にはしていないが、会社に責任がある場合(店舗や事務所の閉店・移設)は買い取っている」との事。
買取の金額も会社の自由
無事買い取り制度があったとして、その金額も会社によってまちまち。
- 基本給÷出勤設定日×残日数
- 残日数×1万円
など様々です。
私の職場の場合、月度内で残った分は【基本給÷出勤設定日×有給残日数】で買取との事でした。
- 基本給20万
- 月度出勤日20日
- 有給残10日
この場合は「20÷20×10=10万円」となります。
買取の場合は辞めた時に貰えるお金が増えますので手元に残したい場合は買取を希望しましょう。
ただ厄介なのが買い取り制度については会社の規約に載ってなくても問題ないこと。
辞める会社の規約を見ても一切載ってませんでしたし、自己都合退職であればそういう提案はしないとの事なので・・・。
自分都合100%でない場合は一回ダメもとで聞いてみても良いでしょう。
会社から提案されることは皆無です。(言わなきゃコストかからないから)
ただ、これを聞く=退職する気か?と思われますのでご注意ください。
貯まった有給休暇は使い切るが吉
法律の上限を丸々使い切った場合40日(規定休日も考慮すれば50日近く)も休めて月給が発生します。
働かずして月収分が貰えるのでまさに不労所得。
通常中々いけない海外旅行に行くもよし、ブラっとうろつくもよし。
遊び過ぎて月収以上に使い込まないように注意しましょう。
使い切りのメリットは大きく2つあります。
金額が現状の基本給以下にならない
買取の場合、極端な例で1日=100円としてもなんら問題ありません。
しかし、有給消化の場合は現状の基本給以下になることはありません。
と言うか、退職を理由に減額したら違法なので堂々と抗議しましょう。
ただし
- 事前に話し合いで賃金が下がることを承諾した場合
- ペナルティとして減額される場合(減額上限あり)
これらは例外になるので退職時に
有給消化中は基本給下げるからね
と言われても二つ返事しないようにしましょう。
黙って下げた場合もちろん違法です。
下げられないのは【基本給のみ】です。
手当は外されても問題ないとされてますので、基本給が低い場合ご注意ください。
在籍期間中なら法律上有給の拒否はできない
使い切りの大きなメリットは会社が実施の有無も自由に設定できる買取に比べて、在籍期間中であれば使える可能性が高いことです。
3/31で辞めます。それまで有給使います。
と申請した場合は、余程の事情が無い限り拒否するのは違法となります。(引継ぎ出来ていないとかであれば違法とされない可能性あり)
ただ・・・法律上は使用の拒否はできませんが、有給消化の為に在籍し続けるのは現職と壮絶バトルをやる覚悟が必要です。
私もフルに使いきる気で申請しましたがお偉いさんにお呼び出しを食らいました。
ここで折れずに「どうしても全部使ってやりたい!!」と言うのなら、「有給消化を拒否するのは違法なので労基署行きますね」と言えば会社も認めざるを得ません。
ただ同じ業界に転職するなどで波風立てたくない場合は買取交渉も使ってみましょう。
買取の仕組みが無い会社は使わないと消滅になるので、是が非でも使いたいところですけどね・・・。
私の場合同じ市内での転職だったので極力穏便に、かつ自分の要望を主張して妥協案を探りました。
2月最終週か3/1~3/31まで有給消化、31日を退職日で希望します
いや・・・さすがにそれはちょっと・・・
それなら25日までで残りは買い取って下さい
で交渉しました。
今回の場合1カ月丸々もそうですが、月末に退職と言うのが会社的には嫌なようです。
なお、新しい勤務先の都合もあり退職日は21日(木)になった模様
おいおい。10日も短くなってるやんけ・・・
会社が退職日で月末を嫌がる理由
退職する際は退職日にこだわって下さい。
有給全て消化を許可するから3/30の退職日にしてね
と言われても
退職者に月末の1日前(3月だと30日)で退職を持ちかけてくる会社も多いのです。
その理由は何故か?それは会社の支払う費用が減るからです。
健康保険と年金は毎月数万円払っていますが、これは会社との折半で支払っています。
その折半支払いの判定は【月末に在籍している会社】となります。
つまり3/30に退職して3/31時点でどこの会社にも籍が無い場合は、健康保険と年金は自分で支払う必要があります。
会社としては30日に籍が無くなるのと31日に籍が無くなるのでは支払う金額が変わりますので、退職者に慣れている会社はさらっと月末以外の日程を推してきますので注意してください。
私のように在籍無し期間が無く切り替えられるのであれば問題ありませんが・・・。
ちなみに両方合わせると数万円(私の場合6万強)の自己負担になりますので、4月以降に転職予定が無くても断固として【月末での退職】は崩さないようにしましょう。
有給消化中に転職先に在籍はタブー
もう一つ有給消化で注意すべきは重複在籍です。
文字通り2つの会社に重複して在籍することですが、例を挙げると以前の職場は3月を丸ごと有給消化し3/31に退職し、4/1で転職先に入社する予定だとしましょう。
しかし、早く来て欲しいと言われてたし・・・やることもないから3/21から新しい職場入社しとこかな?
これをすると重複在籍となり、色々ややこしいことになります。
詳しい説明は省略しますが、保険の関係や就業規則の関係などで後々苦労します。
一応双方の許可を取れば法律上も問題ありませんが、お互いの会社に迷惑掛かるのであまりやらない方が賢明でしょう。
双方の会社で副業禁止が設定されていた場合最悪なパターンだと
- 退職する会社では退職金や基本給の減額ペナルティの理由
- 転職先では懲戒解雇相当の理由
に該当してしまい、貰えるお金を減らされたうえ無職になる可能性すらあります。
有給完全消化 vs 買取まとめ!
個人的にはせっかくある物ですから、有給は使えるだけ使った方がいいんじゃないかな?と思います。(ホントに全部使えるかどうかはさておいて)
なにより買取はしていない場合や金額が会社側の言い値になりますし、思ったより少ないぞ?なんて事もあり得ますので、極力使うに越したことはないでしょう。
最後に私の有給消化を紹介すると
- 最終出勤前残有給33日
- 有給消化19日
- 買取14日
極力消化しつつ、使えなかった分だけ買取にしました。
なお、有給消化をするとおのずと退職日が伸びるので退職金の振り込み等も遅くなります。
退職金をアテにして遊ぶぞ!!と思っていた方はちょっと注意してください。
- 有給の残日数を確認する
- 退職日までに使い切れるかどうかを計算する
- 基本線は全部使う前提で会社に希望をぶちまける
- 全て許可されれば万歳。無理と言われれば交渉。
- 残った有給が買取が出来るか問い合わせする
- どの場合でも絶対月末の退職は崩さない
以上、退職時の有給休暇はどうなる?使い切りと買取を実体験を基に解説!でした!