- トイレの位置決めが意外と大変
- 検索するとダメな場所ばっかりでどこが正解?
- リビングとか玄関にトイレってホントにダメ?
間取りを決めるにあたって意外と大変なのが「トイレ」
なんか空いたところにぶっこんどけばいいでしょ!それよりリビングとかが優先よ!!とおろそかにしていませんか?
実はトイレは注文住宅の間取りを作るうえで
- 水を使う
- プライバシーに配慮
- 臭いも気になる
- でも使いやすい位置がいい
と・・・結構大事なものですよ!!
そんなわけでトイレ位置難民の近所です(´・ω・`)
私も間取りを微調整していくうちにトイレ位置が迷子になりました。
で、ネットを調べてると「あそこはダメだ」「こっちもダメだ」ばっかりで【結局どこなら正解なんだ・・・・】と悩みが深くなるばかり。
そんな迷いに迷った経験と最終的に納得できる位置を記事にしました!
この記事の目次
私の家のトイレは【土間収納の後ろ】
リビングトイレに始まり、扉や位置を変え・・・最終的に私と営業マンで「ココ!」となったのが、【土間収納の後ろにトイレ】
大きくまとめると玄関トイレではありますが、玄関からはトイレが直接は見えずリビングからも離れてるので臭いなども安心。
もし来客中でもお客様からはトイレに入ったとは見えない配置。
さらに個人的にマストな小窓を付けて引き戸にも出来るという完璧すぎる配置。
他の水回り設備とは直線状にあるのでその辺の工事も対応済み。
これを叶えるためにやったことは
- 家自体を1.5坪拡大
- 階段をストレート階段に
- 玄関の外側をちょっと小さく
副産物で洗面所付近に小さい収納スペースまで出来て、15万程の上昇で済みました!
個人的にはかなり理想的な配置ではないかと思っています。
土間収納=家の角ってのが頭があったのでこの配置は想定外でした。
では、紆余曲折あったトイレ問題・・・どんな苦悩があったか見ていってください。
リビングトイレはデメリットがデカい
初期の間取りはリビング直結。
扉の隔てもない、同じフロアに存在している間取りでした。
その理由は簡単で、建築費削減するため極力コンパクトに廊下すらも最低限にした結果。
普通に生活する分にはトイレは見えない位置ですが、このリビングトイレはネットでの評価は酷評の嵐。
コストばかりに頭がいっていたので冷静にメリット・デメリットを考えてみました。
メリット:使いやすい配置
リビングとつながっているので温度差も少なく、何よりすぐ近くなので子どもが小さい時や歳をとってからも使いやすい。
リビング直結トイレで唯一出てきたと言ってもいいぐらいのメリット。
・・・ですが、これはホントにメリットでしょうか?
温度差と言っても数十分もこもる事ないですし、老後を考慮するならそもそも二階建ては向かないとかって話になってきます。
子どものことを考えても近くにないと困るのって言っても、トイレトレーニングする数年程のことですからね。
数十年住むはずの家でその一部分だけをメリットとして切り取るのはナンセンス。
メリット:工費が安い
これは営業マンさんに言われたことですがコンパクトにしやすいので工費が安くなります。
風呂・洗面・トイレを集約することで上下水道の配置がかなり少なく済みます。
最初は別に直接的に見えないし、費用を抑えられるから妻は別に良いよ~~と言ってましたが・・・
やっぱりどうしてもデメリットを考えると私が納得がいきませんでした。
デメリット:音・臭い・行動が気になる
いくら見えないと言ってもリビングのすぐ横。
音や臭いがリビングに流れ込んでくる可能性は否定できません。
排泄の残り香はもちろん、消臭剤・芳香剤の臭いも人の動きに付いてくる可能性も。
あとトイレに行ったのが丸わかりです。
廊下にあっても行ったのが分かるだろ!とは言え・・・なんか嫌でした。
一度そう考えてしまうとリビング直トイレは中々踏み切れません。
なら一枚扉を挟みますか?と提案されましたが・・・
扉を挟んでも臭いや音は結局絶対ついてくると思いませんか?
一度でも納得できない理由が見つかると、もうその間取りが嫌になりました。
「多少値段がアップしてもいいからリビング直結はやめて欲しい」と思い切って変更を依頼しました。
洗面所と直結トイレは使いにくい
次に候補として出されたのが、出入口をリビングではなく洗面所側につけること。
リビングトイレの時点で
洗面所|トイレ|リビングの一部
と言う間取りだったので配置は変えず、入り口を変えるだけで工費も安い。
リビングは直で通らないし気になる臭いや音をカバー!!
・・・・のように見えますが、とんでもないデメリットが。
デメリット:家族が洗面所(風呂)を使用中は使いづらい
洗面所側に扉と言う事は、トイレに行くためには絶対洗面所を通らないといけない。
これ、誰かがお着替え中や入浴中だと大変なことに。
娘(仮)が入浴中と知らずに入った日には目も合わせてくれなくなりそう。
一応2階にもトイレを付けたので誰かが入浴中はそっちを使う・・・でもいいんですが、なんか本末転倒感半端ない。
という事でこちらも却下。
数十万アップでもいいのでリビング→廊下→トイレにして下さいとお願い。
数十万を我慢してこれから何十年も後悔するのは避けたかったので。
階段下トイレは様々な制限がある
間取り変更を依頼してまず思いついたのが【階段下収納スペース】
これつぶしてトイレって良くない?リビングの間に少し通路も挟むし
と素人ながらにひらめいたのですが・・・・
デメリット:可能かは階段の位置次第
早い話が私の場合はトイレにするには高さが足りませんでした。
収納として使うならともかく、トイレで使うにはちょっと低い(160cm前後)。
階段位置を多少ずらせば可能かと思われたのですが、間取りを書いてもらうと
- 柱や梁の関係でそのままはめ込みは難しい
- 間取り・建具がかなり変更になる
- 電気スイッチや引き戸が難しくなる
と、微修正というよりも変更が必要になってきました。
そこまでするんならもう階段下にこだわる理由が無くなりました。
玄関ホールトイレは最近多い間取り
もう玄関に出しちゃって下さい
結局のところこうなりますよね。
日本の住宅はコンパクト化しており、長い廊下を取る家庭も少なくなってきています。
そのため玄関トイレは部屋の大きさや形のバランスを考えると、建売を含め今の住宅では割と多い間取り。
玄関にあるのでリビング・キッチンと距離を取れるし理にかなっている!
・・・と思いきや、これも調べるとデメリットがあるようで。
デメリット:来客中に使いづらい
- 来客の際に家族の誰かがトイレに行きたくても丸わかりで行きにくい。
- トイレ中に来客があって出てきたらちょうどお客様と鉢合わせ!
なんてことが・・・。
見られるのが家族ならともかく、お客様に見られるのは少し抵抗がありますよね・・・・と言いつつも少し待った。
・・・・これ、本当にそうでしょうか・・・?
玄関ホールトイレは今の生活スタイルに合っている
考えてみて下さい。
今まで生活してきて【玄関で会話が盛り上がった場面】ってそんなにありますか?
昔は携帯や画面付きインターフォンなんてなかったので、お客様が玄関に来て会話に花が咲く・・・なんて事もありました。
しかし、今の時代で玄関で立ち話なんてほぼしませんよね。
友達なら前もって約束してどこか行くか家に上がってもらうし、セールスなら最初から玄関開けないし。
玄関で応対があるとすれば宅配便とかぐらいでしょうか?
実際私も今住んでる賃貸は玄関開けたらすぐトイレが見える位置ですが、それで困ったことがありません。
そんな感じで、今の生活スタイルでは玄関にトイレがあっても大してデメリットにはならないなと思ったのが本音。
強いて言うなら冬場クッソ寒いぐらいですかね?
と、考えたところでまた一つ問題が。
提示されていた間取りがめちゃくちゃ効率よくハマっててトイレのスペースすら玄関に無かった・・・。
しかしながら、もう玄関トイレ以外に選択肢がないので
- 多少広げてもいいのでプランを書いてください
- 同時にいくら金額が上がるかも見積もりしてください
と、お願いしました。
あとは冒頭の通り家を少し広げて、間取りを調整してもらい小さい収納スペースを設けても15万程度の金額上昇で済みました。
注文住宅で悩むトイレの場所まとめ
- リビングトイレは色々気になりすぎる
- 洗面所側に出入口はNG
- 玄関トイレは現代の生活スタイルには合っている
- それでも気になるなら玄関から直接は見えない位置に
トイレの配置どうしよう・・・玄関トイレはちょっとなぁ・・・・なんて悩んでる方!
日常生活を思い返してみるとそこまで困る事ありませんよ!
以上、トイレの位置は玄関ホール?リビング?私が決めた間取りは【玄関】でした。