- 引き戸と開き戸どっちがいいか迷う
- 使い勝手を考えると引き戸って本当?
- 引き戸と開き戸で金額差額はどれぐらい出る?
注文住宅で間取りを決める際に選ぶ「扉の種類」
と迷ってませんか?
引き戸の方が便利とは聞くけど・・・ホントに使いやすいのか分からないし、オプションでどんな値段になるか怖い・・・。
そんなお悩みに答えを出しましょう!近所です(´・ω・`)
今回私の家を基に引き戸 or 開き戸メリット・デメリットを見ながら、どっちを選ぶべきなのか?金額はどれぐらいになるのか?を考えてもらえればと思います!
この記事の目次
引き戸 VS 開き戸は適材適所で勝負にならない
結論から言うと正直どっちも適材適所があってどっちが絶対に良いと言い切れません。
言うなれば持ち家 VS 賃貸にも似た構図ですね。
逆に言えば【それぞれの特徴を知れば配置したい扉も見えてくる】と言う事です!!
では・・・
- 引き戸が合うのはどこ?
- 開き戸が合うのはどこ?
- オプション金額払うべきか?
と言ったことをまとめていきますので、あなたの間取りにあう扉はどっちか?の参考にして欲しいと思います!
【参考資料】我が家の引き戸・開き戸はどこにした?
簡単に言うと【トイレ・リビングなど人の移動がよくある場所は引き戸】にしました。
- リビング
- 洗面所(鍵付き)
- 浴室(鍵付き)
- 1Fトイレ(鍵・スコープ付き)
- 2Fトイレ(鍵・スコープ付き)
逆に開き戸は玄関・2階の寝室・子ども部屋×2のみ。
玄関の引き戸・開き戸はお金の問題もありますが・・・防犯性や気密性を考えれば開き戸に軍配(扉に隙間が出来るため工具が差し込めたり、そのまま外したりしやすい)。
お風呂に関しては誰かが洗面所のドアを開けたりすると折れ戸は気圧の関係でちょこっと開くのが嫌で引き戸に。
2階の寝室も防音や気密性を考えれば引き戸にするとデメリットが大きいのでこの作りに落ち着きました。
それでは引き戸・開き戸のメリット・デメリットをしっかり確認していきましょう!
引き戸のメリット・デメリット
引き戸は車のスライドドアみたいな横に開く形の扉ですね。
上の写真みたく開けた時も扉が目に入らない解放感も魅力的。
メリットは可動スペースと安全性
開け閉め自体にそれほど場所を取らないため非常にすっきりと使えます。
あれが不要になるのでスムーズな導線が描けます。
特に足腰が不自由な方がいる場合は極力引き戸にした方がバリアフリー設計ですね。
またいきなりドアが開いても人にぶつける可能性がかなり低く、両サイドが見やすいので死角も少ない安全性もポイント。
開け閉めで必要なスペースはかなり少なくスムーズに出入りできるので、家の中で人通りが多い場所を中心にコンパクトな家作りには最適なドアです。
引き戸のデメリットは値段・壁スペース・気密性
デメリットの一つ目は開き戸より価格が高い事。
枠やレールなど開き戸よりパーツが多いのでお高めになります。
次に壁際のスペースを贅沢に使ってしまう事。
確かに可動スペースは横移動だけなので省スペースですが、引き戸をしまい込むため左右どちらかの壁際がつぶれてしまいます。
スイッチ類・コンセントの類が設置できない(下手すると壁に配線が通せない)可能性もあります。
最初は壁に埋める予定でしたが壁に筋交いがあったため不可になりこの形。
図面では違和感ありますが現物を見るとそこまで違和感なくてひと安心。
こんな感じで間取りによっては引き戸を優先するか?他を優先するか?の選択を迫られる場所も。
また開き戸に比べ隙間が多いので気密性が下がります。
気密性が下がるという事は冷暖房が逃げやすく、音も漏れやすくなるため寝室などには向きません。
・・・・・が
実は私の今住んでいる賃貸はリビングとキッチンの仕切りが3枚引き戸になってます。
1枚でも隙間が空くのにそれが3枚。
さぞかし熱効率とか悪いんだろう・・・・・と思いきや、ぶっちゃけ全然分かりません。
エアコン付けるときは閉めてればしっかり効いてます。
確かにレール部分に隙間は見えますがエアコンの空気が逃げまくるとかはない。
気密性についてはそこまで気にしなくてもよさそうかな?と言うのが実感です。
- リビング
- 洗面所
- トイレ
- 風呂場
- 寝室(防音性)
- 収納スペース(物が落ちると開かなくなる)
- 玄関(防犯性)
開き戸のメリット・デメリット
何も言わなければ設計図もこの扉で出てくることでしょう。
開き戸のメリットは万能性と安さ
扉の開け閉め時にスペースを食いますが取り付け費用が安く気密性もあります。
部屋の内側か外側に開けられるスペースがあればいいので、取り付け出来ないという個所は無いと言っても良いぐらい。
そのため賃貸はドアのほとんどが開き戸ではないでしょうか。
気密性についても、部屋を閉め切っていると開き戸を閉める際に最後まで手で押し込まないと閉まりませんよね?
あれで気密性の高さは実感できるかと思います。
開き戸のデメリットは奥行の必要空間
ドアの稼働スペースに奥行が必要になります。
大きい荷物があると扉が邪魔になりますし、裏側に人がいたら扉に激突の可能性も。
住んでいた賃貸でも開き戸を開けると廊下をふさいでしまい、洗面所からリビングへの導線が一苦労。
- 洗面所の扉を開ける
- 洗面所に入って洗濯物回収
- 洗面所から出る
- 一歩下がって扉の範囲外に出る
- 扉を閉める
- リビングへ移動
開く方向はどちらか1方向なのでこんな風に出入する際に、一歩下がるなど1手間必要になります。
大人同士でも危ないので力いっぱい開けちゃう子どもがいるとなおさら危険です・・・。
また、正面や横に他の扉がある場合は干渉する可能性もあるので要注意。
新居でも洋室で1か所収納扉とモロ被りします。(※色々あって妥協しました・・・・)
- 寝室
- 玄関
- 収納スペース
- 狭い廊下
- 近くに別の扉がある所
引き戸は高い?いくらぐらいするか?費用を公開!
高い・・とは言うけどいくらぐらいするのか?
- リビング(メイン扉)・・・40,000円
- 洗面所(鍵付き)・・・38,300円
- 浴室(鍵付き)・・・37,100円
- 1Fトイレ(鍵・スコープ付き)・・・33,100円
- 2Fトイレ(鍵・スコープ付き)・・・33,100円
総額・・・181,600円
自分でもびっくりしたんですが普通の引き戸が一個もなかった・・・。
開き戸から引き戸にするには2階の寝室で使ってる普通の開き戸が1枚23,000円だという事を考えると、おそらくですが+10,000円~15,000円ぐらいの値段じゃないかと思います。
ただし建具はメーカーさんやデザインでめちゃめちゃ差が出るのであくまでも参考価格として考えてください。
- 引き戸は省スペース性がウリ。その分気密性や価格では分が悪い。
- 開き戸は価格と万能性がウリ。開け閉めにスペースが必要。
- 開き戸から引き戸への変更は1枚10,000円程?
- 人の往来が多いところは引き戸、静かに過ごしたい所は開き戸が個人的答え
以上!引き戸 vs 開き戸!費用や使い勝手からどっちを選ぶべきかまとめてみた!でした!
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