- 注文住宅を安くしたい!
- 値切ったりって出来るの?
- 実際に契約している人の話を聞いてみたい
数千万単位の金額が吹き飛ぶ【注文住宅】出来る限り安く良い家が欲しい!と思うのは当たり前ですよね。
そんな注文住宅を建てるべく今まさに資金で駆け引きしている人の声・・・聞きたくないですか!?
という事で、理想と現実のはざまにいる近所です(´・ω・`)
理想を求めると予算オーバー・・・かと言って妥協しまくりはさすがに・・・
自分の中で熱い攻防があるわけですが、85点ぐらいはあげても良い家が出来つつあります。
延床30坪ながらも洗濯物も干せる洗面所や1坪の土間収納など・・・欲しい設備を色々揃えて出来る限り金額も低く!
私が実践中の注文住宅をお安くするポイントをまとめました!
この記事の目次
セミオーダー住宅にする
セミオーダー住宅とは間取りや設備をある程度自分で決める注文住宅のコト。
普通の注文住宅は建築材料や壁の色等々・・・・1から100まで選べますが、セミオーダー住宅は一部分だけ選べます。
建築材料は木材、壁の色は数十種類から・・・などなど。
選択肢が狭くなる分コストも抑えられます。
ただし、セミオーダー型注文住宅はコストに比例して選べるデザインが変わる為、見た目は平々凡々な物が多くなります。
- フローリングは無垢素材じゃないと!
- 全面ガラス張りの窓を付けるのが夢だった!
- 他人と被るとか真っ平ごめん!!
と絶対にデザインや素材で譲れないこだわりがある人は向かないですが、私のように間取りと機能面重視なら選ぶ十分候補に入れても良いと思います。
セミオーダー住宅の中でも選べる範囲の広さに差があったりしますので何が選べるか?などはメーカーさんに聞いてみて下さい。
私のハウスメーカーさんでは3パターンあり、私はもちろん一番グレードの低いプランです。
※総建築費1850万(税込)
予算は低めに伝える
営業マンは売上取ってナンボ。
住宅展示場とかに行くとザーッと説明をされる間に
- ちなみにご予算はおいくらですか?
- 月々どのくらいのお支払いを考えてますか?
なんて質問が来ます。
予算は・・・土地含め3000万がギリギリです!
と馬鹿正直に言うと、後々の見積もりで3000万ギリギリの提案をされます。
デザインはドシンプルでいいから安くして!と言っても外構にやたらデザイン性入れてきたり。(実話)
そのあとにオプションが・・・とかなってくると簡単に予算オーバーするので、本当の予算から手加減した金額を伝えた方が良かったな・・・と思いました。
私は言ってしまった後だったので
いや、実はですね奨学金がありまして2800万ぐらいに抑えないと・・・・
とか言って下げてもらいました。(その分家が狭くなりましたが)
顧客が「うん」と言わないと勝手に建てたり出来ないので、ローンなど計算して厳しいと思ったら素直に下げてもらいましょう。
不思議な物で時間が経つと
や、ちょっと頑張ったらいけんじゃね?うん。払えるよ。夢だったマイホームだし。
と調子に乗ってしまいそうになります。
先入観無しのファーストコンタクトで数字を見た時に感じた月々支払いの「いける」「厳しい」は結構信じられる直感です。
なお、土地価格や家の広さによってその金額が出来る出来ないもありますので、加減しすぎると相手にされなくなりますのでご注意を。
土地価格を交渉する
次にできることは土地価格の交渉。
住宅メーカーさんに仲介してもらうパターンと全て自分で見つけるパターンがあります。
どちらの場合でも表示価格で交渉なしに買う必要ありません。
造成したてでめちゃくちゃ人気ありそうな土地だと流石に厳しいですが
- 造成から時間がたっている
- 空き区画がある
- 変形地や北側道路
など、売り手が捌きたいと考えている土地なら交渉の余地は十分にあります。
すぐ売り切れそうな立地でもなければ言うだけ言っても損はないでしょう。
出来なきゃ出来ないで終わりですし出来たら超ラッキー。
私の購入土地も実は値引きしてもらってます。
希望にほぼマッチしてましたが販売価格がもう少し安いと嬉しい!
ってことでダメもとで
良いところなんですけど・・・もう少し安くなればね~~~!!!
と言ったら、住宅メーカーさんと不動産屋さんが深い関係という事もあって、販売価格よりも坪単価で1.5万値引きしてもらいました。
それだけで軽く100万ぐらい変わったので、本気で気にいった土地ならば「安くなれば決めたいと思います」など交渉をお願いするのはおすすめ。
まぁ・・・これ言って結局買わなかったら次の交渉が難しくなるのでホントに買う気がある土地で使いましょう。
注文住宅は土地が決まって(候補地でも可)から初めて間取り作成が始まります。
土地に合わせて家を作っていくのでその辺ご注意を。
欲しい設備は見積もりにとりあえず入れる
設備に関しては後から「やっぱりこれ追加で・・・」と言うよりも「不要なので外してください」パターンの方が買う方の気持ち的に楽です。
割と後からやっぱり欲しい!ってのも出てきます。
キッチンの壁を磁石対応にしたりとか間接照明とか(実話)。
ですが、価格がはっきり掴めないものを追加するのって怖いですよね。
とりあえず見積もりにさえ入っていれば価格が分かりますから、取捨選択もしやすくなります。
私も最初はアクセントクロス等々・・・一応入れといてもらいました。
が、現段階(内装の色決め)段階で外しました。
ホントはやりたかったんですがアクセントクロスを・・・と思ったら選べる色が少なく、好みの物もなかったので外してもらいました。
選べるアクセントクロスが少なかったのはセミオーダー住宅のデメリットと感じました。
とは言え、アクセントクロスって見た目はキレイですけど飽きてきたり、結局家具置いて見えなくなったりもします。
後からシールタイプで貼り付けられる壁紙とか普通に売ってますので、DIYも兼ねて好きなのを探しても良いかな?と思い、無理に付けずに外しました。
こんなことも出来るので欲しい設備はとりあえず見積もりに入れてもらいましょう。
\ こんなお店もあります /
逆に後から付けたオプションもあったりしますが、一番最初の見積もりよりも値引きも含めて300万円近くも下がってます。
- 畳スペース→外す
- アクセントクロス→外す
- 階段→L字からストレート階段へ
- 勝手口→窓へ
- 2F引き戸→開き戸へ変更
相見積もりを取り続ける
契約するまでは相見積もりを取り続けるといいでしょう。
価格が高くても〇〇社がいい!と言うこだわりがないなら、同じ土地でプランをたくさんもらって情報を取りまくるのがおすすめ。
実は先ほどの土地交渉も2社にお願いしましたが1社は
角地ですしまだ新しい(造成から1年以内)なのでちょっと厳しいです
と交渉の余地すらなくお断りされました。
営業マンは間取り提案以外にもこんなところで力量が出たりするので、選択肢を広くするのは必要だと思います。
そして何よりプランも煮詰まって来た時に、本当に建てたいと思ったメーカーさんに
〇〇社さんがこの値段だったので・・・もう少し下がれば嬉しいかな~
と伝えると押しの一手で普通に値引き(約150万)してくれました。
基本的に注文住宅に値引きは無いと心得る
と、ここまで土地やら建物やら値引きできることを言ってきましたが・・・土地はともかく注文住宅に値引きはあってないようなものです。
なぜかと言うと建売や土地と違い注文住宅に定価(販売価格)はありませんよね?
ある程度の基礎となる金額はあっても、オーダーメイドですから人それぞれお値段が違います。
極端な話さっきの値引きも実は契約前のカードとして持っていて、元から値引きする前提だった可能性もあります。
無いとは思いますが【値引き=メーカーの利益が減る】なので、値引きしたことで万が一質の悪い材料を使われたりするのも嫌ですからね。
ここで値引いてくれ!を連発してもあんまり意味なさそうだな・・・と感じたので、唯一やったのは
本契約の際は1万円以下の端数をオマケしてくれません?
だけですね。
本当に必要な設備か見直す
相見積もりと値引き交渉などを経てハウスメーカーが決まったら今度は買う側で節約ターン。
- 欲しいと思っている設備が本当に必要か?
- メリット・デメリットを考えメリットの方が上回ってるか?
を今一度見直しましょう。
- 使うかどうか分からない畳スペースで数十万・・・必要?
- あったら便利かな?の広々パントリー・・・必要?
また貰っている細かーい見積もりもしっかり確認しておくことをおすすめします。
- しれっと外構にスチールポール&ポストが入ってた(約40万ダウン)
- 変えてくれと言った設備が変わってなかった(数万アップ)
等々・・・がありました。
あと私が考えていたのは「今は最新設備でも数年後、数十年後を見据えるともっと良い機能の物がある」と言う事。
画面付きインターフォン、LED電気、太陽光発電、Low-eガラス等々・・・・・。
今と20年前を比べても機能面で結構な差があると思いませんか?
頭金を極力入れる
建てる費用の次に見るは【借りる金額】を要チェック。
安く建てる方法は【家の設備・土地交渉】だけでなく、ローンの借り方で返済総額は変わります。
その理由は家をニコニコ現金払いできる人なんて極僅かで、一般的にはローンを組みますよね?
返済総額が安くなれば実質的に【住宅が安く建てられた】とも言えます。
分かりやすく違いを見ていきましょう。
- 借入金:3000万
- 楽天銀行のフラット35(金利1.47%(1割頭金で1.21%))
- 元利均等返済
とすると・・・全額ローンかそうでないかで全体的な返済総額がガラッと変わります。
借入金 | 頭金 | ローン総支払額 | 利息 | 頭金+ローン | フルローンとの差額 |
3000万 | 0万 | 38,394,346 | 8,394,346 | 38,394,346 | 0 |
2900万 | 100万 | 37,114,534 | 8,114,534 | 38,114,534 | 279,812 |
2700万 | 300万 | 33,133,000 | 6,133,000 | 36,133,000 | 2,261,346 |
2000万 | 1000万 | 24,542,963 | 4,542,963 | 34,542,963 | 3,851,383 |
フラット35には頭金を購入額の1割用意すると金利が下がる特典がありますので、3000万円の建物額の場合は頭金300万円を境に一気に差が出てきます。
100万円の頭金でも総支払額が27万減っているのを見ても分かる通り、借入金が少ないほど総返済額は減るので、私は【無理しない程度には極力ぶっ込んどけ派】です。
単純な話で借りる額が少ないほど支払総額が少なくなりますので・・・。
とは言え全額ぶち込むと実生活に支障をきたしますのでご家族と相談の上バランスをとって頭金を決めましょう。
住宅ローン返済をしっかり計画する
最後に借り方の吟味。
営業マンの出してきた見積もりそのまんまスルーしていませんか?
営業マンの銀行ローンは【提携先や金利の安い変動金利】を出してきます。
2019.12現在は変動金利が1%を下回ってます(0.7%台)ので、ぱっと見めっちゃ安く見えます。
しかしながら、その金利が本当に続く保証はありません。
上がって来たと思ったらそこから固定にも変更可能ではあるんですが、毎月ローン金利を気にして生活し続けるのは精神的に優しくない・・・。
なので私は気持ち的に安心するためフラット35にしました。
しかも我が家は耐震等級3をクリアしているのでフラット35Sも行けます!
フラット35Sは一定基準をクリアで10年間0.25%金利が安くなる仕組み。
頭金1割と併用できるので最初10年に限れば団信有でも1%切りが可能
豆ポイント:借入先は給与振込先が一番
ローン金利の安いところばかり目が行きがちですが、給与振込先と提携していないと大変です。
- 毎月お金の移動が必要
- 場合によっては手数料もかかる
私みたいに田舎にいるとメガバンク系のATMが近くに全然ないんですね・・・
返済の度に毎月コンビニATMへ行って振込。
その振り込みが仮に1回300円の手数料だとすると・・・
35年で420回振込=300円×420=126,000円
面倒なうえにお金もかかるので出来れば今の給与振込先か最悪でも手数料不要で出来る提携先がベター。
楽天銀行ならゆうちょと提携しているうえにネットでも手数料なしでお金を移せるので、私は楽天銀行にしたいと思ってます。
注文住宅を安く購入するポイントまとめ
- 予算は本来より低めに設定する
- 土地価格は交渉してみる価値アリ
- 欲しい設備は見積もりに入れておく
- 後から追加より後から外す
- 極力頭金を入れて総支払額を減らす
- 住宅ローンはしっかり知識を付けて
注文住宅を安くする方法は値切るだけじゃなく色々あります!
間取り優先?価格優先?はたまたデザイン優先?
少しでも理想の注文住宅を建てるべく、色々考えてみてください!
以上、注文住宅を安くする方法はセミオーダー?!頭金など実例の赤裸々まとめ!でした!