
- 上棟式で使う棟札の書き方が分からん!
- 何が必要?準備物は?
- 記入するのは筆ペン?マジック・・・?
上棟式の時に使う【棟札(むねふだ)】ですが、いざ書け!と言われても何をどうすればいいか・・・と悩みませんか?
という事で、前日に焦り倒した近所です(´・ω・`)
そうです。この大バカ者は前日の夜までなーんも準備してなかった・・と言うかですね、することないと思ってました。
担当営業マンに
お札って当日書いていただけるんですか?
え?いや・・・ご主人様に書いて持ってきていただくんですが・・・・
え?
や、ヤバい・・・もう夜の6時も過ぎたというのに・・・・・と迷いに迷ったので
- 文字は何を書くの?
- 書くのは筆ペンでいいの?
- 準備するものは・・・?
をまとめました。
これを読めばあなたも上棟式の準備は完璧!!
棟札には【日付・名前・施工会社】を書く!

棟札は地鎮祭をした神社などから受け取ります。
地鎮祭をしていない場合は自分で用意するか施工会社が準備してくれるのかは要確認。
地鎮祭についてはTwitterでアンケートとってみました!

そして・・・棟札の実物がこちら
これが表面にあたります。
不自然に開いている部分に【(自分の苗字)家】と書きます。
山田さんだったら【山田家】と言う感じですね。
これで【山田家新築屋舎一棟】と「山田家の新築一棟に対するお札」と意味が繋がります。

続いて裏側です。
家の年月日は上棟式の日付・・・ですが、当日の日付ではなく【吉日】とするのが良いでしょう。
2020年の4月なら【令和二年四月吉日】。
数字はもちろん漢数字です。
続けて
- 施主:自分の名前(家族も連盟可)
- 斎主:お札の神社名(書いてあることが多い)
- 施工:ハウスメーカー名
施主のところで家族連盟の場合は
【里中智・サチ子】でも【里中智・里中サチ子】でも構いません。
そのネタ・・・古くないか?
斎主は神社の名前・・・ですが普通は書いてあるハズ。
施工のハウスメーカーは正式名称を書きましょう。
可能なら(株)ではなく株式会社と書くのが望ましいでしょうね。
え・・・?ここもこっちが書くの?
ええ。施工する会社も契約者が書きます。
私も最初はハウスメーカーさんが書くのかと思っていたんですがそうではない様子。
棟札を書くために必要な準備物!

で・・・・棟札を書き上げるわけですが、普段はあまり使わない準備物がいります。
- チョーク
- 墨汁
- 筆(要注意)
- 硯(すずり)
- 墨(無くても良い)
全て100均で手に入りますが注意点もありますのでご説明。
チョークって何するん?
後で写真付き解説しますが、チョークは文字を書く部分が滲まないように下塗りするために使います。
棟札を貰ったときに一緒についてきてるかも知れません。
余ったら新居でも黒板をDIYすれば使えます。
DIYは簡単。チョークペイントと言う塗料を木板に塗れば黒板になっちゃいます。
あとさ、筆の(要注意)・・・って?
筆ももちろん100均で買えるんですが・・・・ハッキリ言って棟札を書くのには使い物になりませんでした。
筆先がボサボサでめちゃくちゃ書きにくい上にすぐ毛先が広がってしまいます。
書道用紙だったらさほど気にならないかもしれませんが、棟札の書ける横幅は2~3cm程とかなり小さいので細筆必須。
筆だけはお高くてもホームセンターとかでちゃんとしたものを買う事を超絶おすすめします。
私は元書道部の妻に選んでもらい8号の細筆を購入しました(約800円)

ちなみに普段から2Hを愛用するほど筆圧高い私からすると、もっと細くても良かったと思ってます。
棟札を書くために必要な「チョーク」の使い道は?

墨汁とかの中でチョークだけすごーく浮いてません?
ラインナップとしては浮いてますが超重要な役割があるんです!!!
チョークの役割・・・それはさっきちょこっと触れたにじみ防止!
木に墨を付ける機会なんてそうそうないので、そんなにじむの?と思うところですが・・・
めっちゃにじみます。びっくりするぐらい。
原因は木目の間に墨が入って広がるため。
それを防ぐために先にチョークを塗って木目の間に墨が入るのを防ぎます。



塗り込んだら軽く手やティッシュで落としましょ。
こすると広がるので要注意
その後に文字を書いていくとにじみにくくなります。
経験談としては
- 結構しっかり目にチョークを塗りつける
- 心持ち広めの面積に塗り付ける
を覚えておくといいと思います。
加減が分からない最初の方は遠慮気味に塗ったら薄かったのでしょう・・・見事にじみました。
棟札に筆ペンはいいの?ダメなの?

そもそも墨汁とか揃えんでも筆ペンって100均でも売ってる便利なものがあるはず・・・。
そう感じたと思いますが、結論から言うと【100均の筆ペンはダメ】。
祭事だから墨使えとかではなく「水性」なところが問題。
- 紙ではなく木に書く事
- 最終的に屋根裏に括り付け数十年残る
為、早い話がすっごくにじんでしまったり薄れたりしちゃうんです。
これもちゃんと墨入りの筆ペンなら問題ありませんが、今度はちょっと太い物が多いんですよね。
なお間違ってもマジックや薄墨(墨が薄い事。弔事向け)は使ってはいけません。
結局のところ、筆の太さとか持ちを考えたら墨汁+筆でガチ書道をするのをおすすめします。
字が汚かろうが気持ちが大事。
ちなみに営業マンにも筆ペンの可否を聞いてもみました。
家がある間はお守り的な意味合いがあるので可能なら墨で書くことをお勧めします
棟札の書き方の流れを順番でまとめ!

- 棟札にチョークを塗る
- チョークを払う
- 墨で表面に○○家を記入
- 墨で裏面に〇年〇月吉日・自分の家族・施工メーカー名を記入
- 上棟式の当日持参する
皆さんはどっかのブログ主のように前日の夜に確認し焦って百均やホームセンターへ走ることの無いようにして下さいませ。
以上、【筆ペンでいいの?】上棟式の棟札の書き方と準備物・注意点総まとめ!でした!

